暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
砕け超進化
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―――――――――――と。

「まあいい、俺は天の道を行き全てを司どる男、天道総司だ」

次にアルゴが聞いたのは目的について。

「俺の目的?俺の目的はこれだ」

天道が取り出したのは、白銀の昆虫、ハイパーゼクターだ。

「こいつが、ユキを選ぶかどうかを確認しに来た」

「選ぶ?変身のための道具が人を選ぶのカ?」

そうだ、と天道が言った。

「ゼクターには、意志がある。俺はカブトゼクター。仲間はクワガタのゼクターを使っていた。そして・・・このハイパーゼクターは俺とその仲間しか、選ばなかった。だが五代から、強くなったと聞いたのでな・・・。わざわざ、ここまで来たんだ」

「・・・それで結果ハ?」

「おそらく・・・選んだ。だが、ユキがハイパーフォームに耐えられるかどうかは、ユキ次第だ」

そうカ・・・とアルゴは安心した。しかし、一つだけ疑問があった。

「アンタ・・・ダンジョンで言ったのはどういう意味ダ?」

「そのままの意味だ」

その時、ハイパーゼクターが動き、ユキに取りついた。

「・・・!大丈夫なようだ」

天道が立ち上がり、その前に灰色の壁が立ち上がる。

「エ?、エ?」

アルゴは立ち上がる。天道が行ってしまう。アルゴは心配していることを聞いた。

「ユキは・・・戦うのカ?」

傷ついた、この体で。

「・・・そこから先は、お前が確認しろ」

「お前に言っておく。グランザムに行け」

「もし・・・」

「もし、お前にその気があるのなら」

「あるのナラ?」

「ユキを支えてやれ」

そう言って天道は壁に飛び込んで行った・・・。

コイツが戦うのか・・・?アルゴは傷だけのユキを見た。

安らかな寝顔。そして・・・。

「みんな・・・守るから・・・」

ユキが呟く。

「アルゴさぁん・・・」

!!?とアルゴは後ろにのけぞった。が、ユキに手を掴まれ、傍に寄せられる。

(うわああああああアア!!近いいいいぃ!!!)

顔が、目の前に。ユキの目が開いた。

「・・・〜〜〜〜〜ッつっつつつ!!」

ユキが赤面して起き上がる。

「アバ、あああああアア、アルゴさん!!?うわあああああっ、触ってしまってすみません・・・っ!!」

アルゴも慌てふためていていたが、一つ気づいた。

「お前・・・。傷ハ?」

「ん?ああ。大丈夫ですよ。ぜぇーんぶ治っちゃったみたいですから・・・」

そんな馬鹿な。全身に大やけど。ライダーキックを受けたことによる、全身打撲。

大怪我が数時間で治るものだろうか?もうコイツハ・・・

「オマエハ・・・?」

なんですか?、と、ユキが首をかしげる。

「それ
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