ルーシィ・ハートフィリア
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ファントムロード ギルド本部
ルーシィ「・・・ん?」
冷たい石の上でルーシィは目を覚ます
ルーシィ「ちょ・・・何コレ!?どこぉ!!?」
両手を縛られ、石造りの牢に幽閉されてると気付いたルーシィは、ひどく動揺していた
「お目覚めですかな?ルーシィ・ハートフィリア様」
ルーシィ「誰!!?」
ルーシィの前に現れたのは少し背が高い、羽の生えた男
ジョゼ「ファントムロードのギルドマスター ジョゼと申します」
ルーシィ「ファントム!!?(そっか・・・私、エレメント4に捕まって・・・)」
ジョゼ「このような不潔な牢と拘束具・・・大変失礼だと思いましたが、今はまだ捕虜の身であられる理解のほどをお願いしたい」
ルーシィ「これほどきなさい!!何が捕虜よ!!よくもレビィちゃんたちを!!」
ジョゼ「貴方の態度次第では『捕虜』ではなく、『最高の客人』としてもてなす用意もできてるんですよ」
ルーシィ「何それ・・・な、何であたしたちを襲うのよ」
ジョゼ「私たち?・・・あぁ、フェアリーテイルの事ですか」
するとジョゼは見下した態度をとり答える
ジョゼ「ついでですよ・・・ついで」
ルーシィ「!?」
ジョゼ「私たちの本当の目的は『ある人物』を手に入れる事です、その人物がたまたまフェアリーテイルにいたので・・・ついでに潰してしまおう・・・とね」
ルーシィ「ある人物?」
イヤな予感を察しながらもルーシィは問う
ジョゼ「あなたの事に決まってるでしょう・・・ハートリフィア財閥 令嬢 ルーシィ様」
ルーシィ「な・・何でそれ知ってんの?」
ジョゼ「理由はただ一つ・・・あなたをつれてくるように依頼されたのです・・・」
ルーシィ「なっ・・・そんな事・・・一体誰に!?」
ジョゼ「決まってるでしょう・・・依頼されたのは、他ならぬ貴方の父親なのです」
ルーシィ「!!?」
依頼したのが自分の父親だと知り、放心状態に陥るルーシィ
ルーシィ「・・・そんな・・・ウソ・・・なんで、あの人が・・・」
ジョゼ「それはもちろん、かわいい娘が家出をしたら捜すでしょう普通」
ルーシィ「あたし絶対帰らないから!!!!あんな家には帰らない!!!!」
ジョゼ「おやおや、困ったお嬢様だ」
ルーシィ「今すぐあたしを解放して」
ジョゼ「それはできません」
ルーシィ「・・・・・」
ルーシィの必死の頼みごとも空しく却下される
するとルーシィはしばらく考え込み、何かを
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