女将校と皇女様 1
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蝉の声が真夏の東京に響き渡る。
何時もより、正装を着た璃空は皇居にいた。
『皇女様の命令でここに来た。門を開けてくれるか?』
そう言うと、皇居の門に居た兵士達は門を開けて、皇女がいる部屋に案内した。
旧江戸城だと思えない洋風の造りになっていた。
『どうぞ。』
案内をした兵士は、皇女がいる部屋で軽くお辞儀をしてその場から離れた。
なんとも言えない緊張感が璃空を襲う。
『失礼します。皇女様』
大きな扉を開けた。
そこには、自分と同じ年齢の皇女茉姫がいた。
艶やかな色の着物を着た茉姫が美しく見えた。
この人が、皇女なのか・・・
『お主が、将校の天凱璃空殿か?』
『作用でございます。』
なんとも言えない。
彼女が皇女であるのか。
『私の名前は生野国茉姫じゃ。第十三皇女。』
その言葉を聞いた璃空の緊張感がまた襲う
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