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転生とらぶる
マブラヴ
0834話
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いし、何より目にレーザーを長時間当て続けるのだ。短期的にはともかく、長期的に見てどんな副作用があるかが不明だし、俺達の機体で採用される事はないだろう。

「誠意、か。その辺の話に関してはシドニーでの会談に掛かっているのだろうな」

 苦々しげに呟くジョン。
 今回のメインはあくまでも俺とオーストラリア首相との首脳会談ではあるが、当然それ以外の話し合いも行われる。前回の件の誠意やら何やらというのは、恐らくその時に話し合われるのだろう。
 そっちの件でどうなるのかは、エザリアとレオンに任せてあるから心配していないけどな。
 ただ、エザリアはともかくレオンはかなり強気で交渉を進めていく感じなので、やり過ぎると向こうとの関係がこじれる可能性も高い。

「いや、下の者を御しきれなかった私がこれ以上何を言っても言い訳でしかないか。……政府の出した決定に従わせて貰うよ」

 表情には出さないが、本音としては当然今回の件を引き起こしたアメリカに対して強い憤りを感じているのだろうが、それは政治的な事情で無かった事になっている以上、こう言うしか無いのだろう。
 数秒だけ目を閉じ、自らの気持ちを落ち着けてから目を見開いて口を開く。

「さて、いつまでもここにいる訳にもいかない。早速シドニーまで送らせて貰うが……君達の乗ってきた輸送機についてはどうするのかね? この基地に置いておくというのなら、こちらはそれで構わないが」
「ああ、気にしないで大丈夫だ。こっちで持っていく」
「……持っていく?」

 何度か空間倉庫を見た筈だが、やはりこの世界の常識的には色々と信じがたいものがあるのか、不思議そうな表情を浮かべるジョン。
 論より証拠とばかりにそっと輸送機へと手を触れ、そのまま空間倉庫へと収納する。
 一瞬で目の前から巨大な輸送機が消えたその様子に、歴戦の軍人らしいジョンが目を見開いてこちらへと視線を向けているという、ちょっとした見物になっていた。

「こういう事だ。……さて、そろそろシドニーへと出発してもいいか? 向こうにしてもこっちを待ちかねているだろうし」
「あ、ああ。送迎用の航空機を用意しているので、それに乗って欲しい」

 唖然としたまま、それだけを口にするのだった。





「ふむ、こうしてみると向こうも中々俺達の重要性を分かっているようだな」

 基地から飛び立ち、1時間も飛ばないうちにシドニーの飛行場へと着陸した俺達を出迎える人数を見ながら、イザークが満足そうに呟く。
 ……まぁ、イザークにしてみれば、俺じゃなくてエザリアに対する迎えとして認識しているのかもしれないが。

「にしても、戦術機ねぇ。どうも動きがいまいちぎこちないというか……」

 そしてムウはと言えば、俺達の護衛としてついてきた
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