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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
笑顔
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がソレに駆け寄る。

「ダメだーーーーーーーッ!!!それはユイじゃな・・・」

ユイが手をかざす。ボウッ!!と言う音と共に、爆炎がアギトの身を包む。

コレは・・・。この炎は・・・。

ユキはこの炎を知っている。

なぜなら、自分も使っていたから。

そして・・・ユイが見せた笑みも知っている。

アメイジングマイティ、ガドルを倒した黒と金のクウガ。それですら敵わなかった、白き闇。

究極の闇。3万人を笑顔で虐殺した、ライダー史上、最も残虐で最強と言ってもいい究極の怪人。

「超変身!!」

赤と金のクウガ、ライジングマイティへと変身する。

「ユイちゃん、元に戻るんだ!!」

パンチ。キック。その全てをユイは弾いていく。

「超変身!!」

青と金のクウガ、ライジングドラゴン。

ライジングドラゴンロッドを使い、突きを放ち、思い切り投げる。

「次はこれだ・・・!」

緑と金のクウガ、ライジングペガサス。

上空へと投げたユイへ向かい、ブラストペガサスを放つ。

ドッドッドッという音と共に、ユイの体に封印エネルギーが流れ込む。だがユイは、さらに笑みを深めた。

「最後は・・・ッ!!」

紫と金のクウガ、ライジングタイタン。

落下してきたユイへとライジングカラミティタイタンを放つ。

だが、ユイは手をかざす。

「・・・・ぐう・・・あああアアッ!!」

強固な鎧を無視した爆炎が、ユキを襲う。

ダグバとアルティメットフォームの超自然発火能力(パイロキネシス)の原理を説明しておく。

クウガにはドラゴンフォーム、ペガサスフォーム、タイタンフォームであってもモーフィングパワーと呼ばれる物質変換能力を有している。

ドラゴンなら長き物をイメージできるもの、たとえば流木や、木の枝。

ペガサスなら射抜くものをイメージできるもの、拳銃などがそれに当てはまる。

タイタンなら切り裂くものをイメージできるもの、雄介はクウガ専用のバイク、トライチェイサーの起動キーである、トライアクセラ―などを利用して変化させていた。

このようにクウガには、原子・分子レベルで物質を変化させるモーフィングパワーを持つ。

ダグバとアルティメットは、それ以上のモーフィングパワーを持つ。

無の状態から物質を作り出すのだ。そしてそれを変質、プラズマ化させ相手を内側から燃やし尽くす。


「あっ・・・ぐうあっ!!」

肉が焼ける。肉の焼ける匂い。変身が解除される。

「ユキ!!」

全員がユキのもとへ駆けつける。

(今立たなきゃ・・・っ)

みんな死ぬ。

ユキの頭の中で、声が響く。

(君なら・・・きっと)

ユキは何とか顔を
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