暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
夢から覚めて
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まに、信徒から警告を」



また記憶持ち!!

ゆっくりイタチは近づいてベッドそばの椅子に座った

何故か肩には烏がいる

目を合わさないよう、下を向いて尋ねる


「・・・一度オレを捕獲して、拷問までかけた奴が、警告?
 何の冗談だ?」


お前にかけられた幻術はきつかったぞと恨みがましく呟く


「信徒として心苦しいことでしたが、暁としてやらねばならぬことだったのです
 ・・・現在この世界の暁はデイダラを除き、皆、別世界の記憶を持っております」


この世界、ね

それぞれいろんな世界から記憶が憑依してるのか


「・・・多分暁だけじゃないぞ、初代火影もとある霧忍もそうだった」


多分火影はシナイ先生の、白はオレの所だろう


「ならば話は早い
 小南と接触なされたと聞きました
 邪神の存在はご存知で?」


・・・ジャシンじゃなくて、邪神?

発音が微妙に違う


「・・・幸せな、世界とやらを作ろうとしてるんだろう?」


そんな思想につき従うような奴らじゃなさそうだけどな

特に飛段


「そうですね、貴方にとって・・・奴にとってシアワセな世界です
 他の者はみな、己のやりたいことをやりに、邪神に協力しております」



「・・・俺にとって?やりたいこと?」



「例えば暁の角都ですが、彼は昔、初代火影の暗殺に失敗しました
 その失敗する原因となった妨害者の名は、まじらずシナイ

 ・・・彼は貴方の担当上忍との再戦を望んでいる

 その決戦の場を作り出すために、邪神に協力しています」



各自皆、目的があって協力しているのです



「なら、お前は何が目的だ?」


うちは一族の復興か?


「私の目的は、貴方に思い出していただくことです」


・・・何を、思い出せって言うんだ


「・・・とある霧忍にも、似たようなことを言われたよ」


「その者の名は?」


「白」


唾を飲み込む音が病室に響く

・・・おかしい、だいぶ時間が立っているのに検温の看護師さえ来ない

何かの術でもかけられているのか


「・・・そう、ですか
 白という信徒は貴方の傍付きの医療忍者の一人でした
 ・・・仮面をつけているから誰が誰だかわからないと、よく言われました」


・・・どいつだ

本当にいっぱいいたから分からんぞ

熱が出るたびに世話に成る奴が変わるからな


「そうだったのか・・・」


ただの信徒じゃなくて、傍付きだったんだ

なら、何を思い出せと言いたかったんだ?


「貴方は記憶の混乱がある、六歳を境に
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