第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第14話『弱いものイジメはダメ、ゼッタイ』
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じだって、わかってやれないんだ? なあ・・・お前らと一緒で、アリスンだって独りぼっちだったんだゾ?」
「っ・・・」
「もう此処にしか帰る場所がないんだゾ・・・それなのに、お前たちが疎んじてしまっちゃあ、あいつはどうすれば良いのさ?」
「・・・う・・・うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・ッ!」
「ご・・・ごめっ・・・ごめんなさい・・・!ごめんなさい・・・!」
自分達の行い、過ちに気づいたのか2人は大泣きした。ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返しながら。
「大丈夫だ」
オラは微笑みながら2人の頭を撫でてやる。
「アリスンはオラが連れ戻すゾ。だから、アリスンが戻ってきた時に言ってやりな」
2人はしゃくりあげながら何度も頷いた。
「よしっ!」
オラはそういって立ち上がると見守っていたライカさんに向き直る。
「ライカさん」
「・・・神様、神之介ちゃんがとてもまともな事を言ってます。・・・何と言うか驚愕です。カルチャーショックです」
「おいィィィィィィィィィィィィィィ!しんさん元からまともですよ!?つーかなんだ!?もはや異文化レベルの扱いなのか!?」
「ありえないっ・・・!ケツ出しててえへえへ笑っていた神之介とは思えないセリフっ・・・!驚愕っ・・・!圧倒的驚愕っ・・・!」
「風間君んんんんんんんんんんんんんんんんん!お前もかいィィィィィィィィィィィィィィィ!!つーか、風間君ツッコミポジだろーが!ボケに回ってどーすんだ!!」
人に対して失礼な事をおっしゃったライカさんと風間君にツッコミを入れる。・・・フツーはオラがボケるポジなんだが・・・。
「冗談はさておき・・・神之介ちゃん、私も一緒に行って良いかしら?」
いつになく真剣な眼差しにライカさんはオラにそういう。
「良いけど・・・危険だゾ?」
「分かってる、だけどアリスンちゃんは、私たちの家族なんだから・・・任せっきりには出来ないよ」
(・・・やれやれ)
これは意地でもついてくるって感じのようだ。
「分かった。だけど、無茶はしないでくれよ」
「神之介ちゃんこそ」
「ほいほい。ボーちゃん、風間君。ジョージとコリンを頼んだゾ」
「ああ、分かった」
「うん」
頷く風間君とボーちゃん。彼ら二人なら大丈夫だろう。
「んじゃ、ライカさんは背中に。ひまは抱っこで行くぞ」
「は、はいっ!」
「うん!」
ライカさんを背中に乗せ、ひまわりを抱っこする。ちゃんと捕まっている事を確認しオラはマギウスウィングを広げた。
「んじゃ、行くゾ!ライカさん、ひま。落ちないようにね出発しんこー」
「ナスのぬかづけー」
「へ?ちょ・・・ちょっと・・・!?」
地面を蹴って加速し、浮遊する。割れた窓から教会の外へ。そのまま一気に高度を上げる。
「きぃゃああああああああああああ
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