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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第二十三話 一斉蜂起
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わせはさすがに変わった。
 私とフェイリオ、ローエンとエリーゼ。イバルとクレイン。クジなんかは使っていない、声かけだけで決まった組み合わせだ。

 イバルの一声で、3頭のワイバーンが地上を飛び上がった。これもまたイバルが先頭を引き受けてくれたおかげで、バランスよく乗れた。


「……フェイ。この世界は一体何だと思う?」
「この、世界」
「ただ過去に来ただけとも思ったが、私たちの影響で変わったこともいくつもある。それならばどこかで時歪の因子を見てもよさそうなものなのに、それすら見当たらない」
「パパは、ここが分史世界だって思ってるの?」
「確証がないから、まだどちらとも判断できない。分史世界であってほしくはないものだが」

 空を翔けて、誰にも聞こえないと分かっているからこそ、つい本音が口を突いて出た。

「俺はもう…どんな世界も壊したくない…!」
「パパ……」

 背中に寄り添う感触が、他でもないフェイのものなのに、どうしようもなく暖かかった。
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