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Angel Beats! the after story
『決戦』と書き『覗き』と読む
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上げられた一人は、竹の柵にぶら下がるんだ。次は二人で一人を持ち上げる。残る二人はぶら下がっている奴の文字通り手を借りる。そして、皆でぶら下がりながら女風呂を堪能しようぜ!」
散々期待させた挙句、こんな単純な捻りもない作戦。呆れちまうかもな。
「よっしゃ!キツそうだがやりがいがあるぜ!」
「漢はやはり正攻法に限るな」
「simple is the bestですね」
ったく。なんてヤル気に満ちた表情してるんだろうなこいつらは。だけど、そこが俺は好きだよ。
「まずは………野田。お前が先陣を切ってくれ」
「任せとけ。この戦線の特攻隊長が道を切り開いてやるさ」
俺と日向、TKで土台を作り野田がそれに立つ。
「行くぞ」
「「「せ〜の!!!」」」
勢いよく持ち上がった野田は上手く柵にぶら下がり、体を持ち上げ、両脇を女風呂と男風呂の境界の柵に乗っける。
「よし!次は……TK。お前だ」
「僕が二番目なんてそんなことできませんよ。僕は最後でいいです」
「何行ってんだよTK。お前は我慢してくれたじゃないか。夜這いの時だって、だからその恩返しだ」
「その通りだよTK」
TKは目元を拭い、漢の中の漢の顔つきになった。
「分かった。わいに任せとき!」
「日向やるぞ!」
「おう!」
二人でTKの脚を持ち、野田の隣に上げる。
TKも上手くぶら下がったらしく、親指を立てていた。
「さて、次は日向だ」
「だろうな。ここで、俺が譲ったってお前は頑なに拒むもんな。上で待ってるからな」
「ああ。必ずいく」
日向の両脚を肩に乗せる。男一人を持ち上げるのはさすがに負担が大きいな。でも、必ず野田とTKの元に届ける。
「日向掴まれ!」
「日向氏!」
日向は伸ばされた手を掴み、引き上げられる。
後は、俺だけか。
「音無!!掴まれぇ〜!!」
「音無!踏ん張れ!」
「音なっちゃん。」
さし伸ばされた手を掴み取る。
さぁ!この決戦のフィナーレと行こうか!
「「「ファイトォォォ!!!」」」
「いっぱぁぁっっつつ!!!」
諦めないその心が俺らを勝利に導いた。改めて思うよ。やっぱり最高だ!!
「バッチリ堪能しようぜみんな」
そこから見える景色は俺の知っている言葉では言い表せない。
残念なことに体がタオルで隠されており、生まれたままの姿が見えないがそれで十分過ぎるほどだ。野田はマンガのように大量の鼻血を垂らし続けている。TKは号泣している始末。日向は……し、死んでる。
だが、突然目の前に黒く鋭い物質が通り過ぎていき、柵に突き刺さった。
「これ以上見ることは禁止する」
柵の上に
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