暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
『決戦』と書き『覗き』と読む
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
それをマジで言ってんのかよ!笑うわけないだろ。笑えねぇよ……。お前は何だかんだ言って、力を貸してくれるいい奴だよ。だから、そんなお前を笑う奴なんて、この部屋にはいない!そうだろ!!」

野田は真面目な顔をする。

「ふん。愚問だな。そんな当たり前のことを聞くな。ここで音無を笑ったら、それこそ俺はダメ人間になってしまう」

TKも座り込んでいる俺の肩にそっと手を置く。

「音なっちゃん。自分だけを責めるのはあかん。みんな同じ痛みを共有した友なんやで。だから、やり直そうや」

「野田。TK」

慰められるなんて恥ずかしいな。だけど、ありがとうお前ら。生憎だが、これは言葉にしない。代わりに、行動で示す!

「みんな!提案がある!」

満足気な日向の表情を横目で見ながら、野田、TKと順番に見る。終わったのにやる気に満ちた良い表情だ。こいつらとならできるかもしれない。
それは………

「夜這いしようぜ!!」






満場一致の賛成で作戦の欠片もなく、女性陣が寝ているであろう、部屋に着く。

「来ちまったな」

「提案者がビビってどうすんだよ」

確かに震えているな。だけど、これはそういうものじゃない。

「ただの武者震いだ」

部屋の間取りとしては、多分俺らの部屋よりも断然広いはず。自分の標的目指して、気付かれないように行く。それだけだ。

「よし、行くぞ」

襖を音を出さないように開け、忍び足で忍び込む。

「ゆ、ゆりっぺがい、な、いだと!?」

本当にいない。どうしたんだ?
驚愕の事実を知った野田は生気を吸い取られたように、げっそりとした顔で、部屋に戻っていった。

野田。お前の分まで俺。がんばるからな。

「音なっちゃん、日向氏。見張りは僕がやります。だから、後は任せました」

「何言ってんだ。そんなことができるはずがねぇよ」

「僕には、夜這いする人がいません」

二人だけで楽しむなんて、できない。TKもいなきゃ、ダメに違いない。

「お前はひさ子の巨乳に何も思わないのか」

俺の言葉に哀しみの表情に変わるTK。

「わいだって、あの巨乳に埋もれたい。挟まれたい。でも、ひさ子姉さんには藤巻氏がいるんやで。だから、パフパフなんてやれるわけないやん」

「「………TK…………」」

言ってることは最低だけどな。これだけは庇えない。

「分かったTK。お前の分まで夜這いしてくる」

「後で感想聞かせてやんよ」

部屋の外にTKを待機させ、俺と日向で中に入る。

聴こえてくるのは、規則正しい寝息だけだった。布団は意外なことにバラバラにひいてあった。

「俺はもちろんユイと所へ行く。お前は誰にするか分からないがしくじ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ