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転生赤龍帝のマフィアな生活
三十六話:色々と問題発生
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機嫌が良くなるよ」

グレゴリの中にある自分の部屋の中で
ゴロゴロとベッドの上で寝ころびながら最近では日課になっている行動
僕とイッセー君の間に出来るだろう、子供の写真を見る。
この前の一件の後にイッセー君の家のメイドさんから貰ったんだ。
メイドさん凄い勢いで写真を撮ってたもんね。

「可愛いなあー」
『あくまでもそれは産まれると予測される子であって実際に産まれると決まったわけではないのだろう?』
「そんなこと言っても可愛い物は可愛いんだからしょうがないじゃん」

アルビオンの気の利かない返事に少し拗ねたように返してあげる。
確かに生まれると決まったわけじゃないけど
僕とイッセー君の子供なら絶対に可愛いもん!

『それにしても……白龍皇が赤龍帝に恋をするとはな。昔とは随分と変わったものだ』
「しょうがないじゃん、イッセー君がカッコよすぎるんだもん」

お手製のミニイッセー君人形をギュッと抱きしめながら
初めてイッセー君に会った時の事を思いだす。
お家から逃げてる最中に偶然助けられたあの日……
『邪魔な髪だな、これでも使って纏めてろ』
切られたことも、揃えられたこともない僕の髪を初めて結ってくれたのがイッセー君。
今でもあの時のリボンは大事に取ってるよ……でも、それなのに―――

「どうして、僕の事を忘れてるの!イッセー君のバカアアアッ!!」

もう二度と忘れないって約束してくれたけど、
やっぱり忘れられてたことは許せないもん!
ボフッとミニイッセー君人形を叩いてみる。
………やっぱり本物に会いたいなあ。

「アルビオン、もう二天龍のいがみ合いなんかやめて仲良くしたら?」
『悪いがそれは出来ん、もはや俺達だけの問題ではないのだ。今までの戦いで散って行った、
 歴代白龍皇と歴代赤龍帝。それらの意志も継がねばならんのだ』
「そこをなんとかさあ?」
『歴代白龍皇と歴代赤龍帝の残留思念が心変わりするようなことでもあれば俺も考えよう。
 まあ、あり得ないだろうがな』
「ちぇー」

どうして、そんなことなんかに意地を張っちゃうんだろ?
別に勝ち負けを決めるのは戦うことだけじゃないのに
頭が固くなるって嫌だなー。
僕はパパみたいに頭が柔らかい人になりたいなあー。
それはそうとイッセー君の好みの子ってやっぱり―――

「おっぱいのちっちゃい子が好きなのかな?……うう、どうしよう。
 僕のおっぱいじゃやっぱり大きすぎるかな……揉んだら小さくならないかな?」

自分の豊かな胸を鷲掴みにしてモミモミと揉んでみる……小さくなるわけないか。
はあ……これじゃあ、イッセー君のハートを堕とせないよ。
やっぱり、自慢のお尻で勝負するのが一番かな?

「おーい、ヴァーリ。入っていいか?」
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