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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第32話「訓練風景」
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り周る理由は、昨夜に男子寮で行われたパーティーで察して欲しい。


「「「「「「キャァァァァアアア!!」」」」」」

「「っ!?」」

突如、アリーナに響く声に驚きそちらへと視線を向ける。

「みて、アレが」
「オラクル独自に開発したIS」

そこには紫色のISを纏った更識簪の姿――



「そして!!」
「彼女こそが我らが1年4組のクラス代表!!」


「「「「「「「「「かんちゃんよ!!!!!!!!(ドーンッ!!!」」」」」」」」」

――と、そのクラスメイトたちが居た。
それぞれが誇らしげに謎のポーズをとっており、薄らとだが彼女の頬が朱く染まっているのはきっと気のせいではないだろう。


「かんちゃ〜〜〜〜んっ!!!」

そんな集団に音速が如く駆けつける姿が一つ。
簪の幼馴染であり、専属従者である布仏本音だ。

「速っ!?」
「本音ちゃん、あんなに速く動けたんだね…」

普段の本音の様子をを知る者が見ればビックリするほどの速さで簪へと抱きつきスリスリと頬ずりをする。

「かんちゃん、かんちゃん、かんちゃん♪(スリスリ」
「…本音。熱い、離れて」
「え〜〜」

簪にそう言われるが嫌だと言わんばかりにさらに強く抱きつこうとする本音。
そんな彼女を無理やり引き剥がす―――なんてことはせず、されるがままにしている。


「やっぱり、簪×本音がジェスティスよね」
「は? 何言ってるのよ。本音×簪よ」

二人のそんな様子を遠くからみていた生徒たちが何やら呟いていたが、どうせ碌な事ではないとここ一月の学園生活で学んだ一夏らは聞かなかったことにした。


「それが簪…『『『『ギロッ』』』』…さんのISですか?」

4組sの視線に思わず敬語とさんづけて尋ねる一夏。

「…うん」
「なんていうか、甲冑って感じだな」
「…(コクンッ」
「なんて名前なんだ?」
「…鞆江(トモエ)
「せ、世代は」
「…一応、第二世代」
「………」
「………」
「(か、会話が続かない…)」

助けを呼ぼうにも、4組sはいつの間にか離れて資材の準備を始めており、隣のシャルロットは自分と同じで状態で唯一の頼みでもある本音は簪にべったりだ。
無視するわけにもいかないしどうすればいいかと途方に暮れていると、いつの間にか走り終えたのか鈴音たちが会話に混ざってきた。

「ふ〜ん、これがあんたの専用機」
「打鉄をベースにした機体でしょうか?」
「…また専用機持ちの候補生か(ボソッ」


「…そうだけど少し違う」
「ん? 何がだ?」
「私は候補生じゃない」
「え、そうなのか?」
「…(コクンッ」

一夏の驚きに小さくだが首を縦に振る。

「あら、
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