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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第十話 時空管理局
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大輔は一気に怪物に向けて駆け出す。
一気に怪物との距離を縮めると、フレイドラモンの甲冑に換装。
ライドラモンの甲冑の機動力とフレイドラモンの甲冑の攻撃力を合わせた一撃。
大輔「ファイアロケット!!」
炎を纏った体当たりはバリアを粉砕し、怪物を灰燼と化した。
アルフ「やった…あいつらやったよフェイト!!」
フェイト「凄い…凄いよ2人共!!」
簡単に怪物を倒した二人に、フェイトとアルフは色めき立ち、フレイドラモンとスティングモンは当然のような表情をした。
フレイドラモン[さあ、フェイト。ジュエルシードの封印を]
フェイト「うん!!」
なのはもレイジングハートをジュエルシードに向ける。
なのは「ジュエルシード、シリアル7!!」
なのは、フェイト「「封印!!」」
なのはとフェイトが同時にジュエルシードを封印する。
光と共に封印されるジュエルシード。
そのジュエルシードを挟んで、フェイトとなのはは睨み合う。
フェイト「…ジュエルシードには、衝撃を与えたらいけないみたいだ」
なのは「うん。夕べみたいな事になったら、私のレイジングハートも、フェイトちゃんのバルディッシュも可哀相だもんね」
フェイト「だけど…譲れないから」
フェイトはそう言うとバルディッシュを構え、バルディッシュがデバイスフォームになる。
なのは「私は…フェイトちゃんと話をしたいだけなんだけど」
なのはのレイジングハートもデバイスモードになる。
なのは「私が勝ったら…ただの甘ったれた子じゃないって分かってもらえたら…お話…聞いてくれる?」
なのはの真剣な表情に、フェイトは小さく頷いた。
フェイトとなのはは同時に動き、お互いのデバイスを振りかぶった。
それが同時に振り下ろされ、激突するかと思われた時、2人の間に光が迸り、魔法陣が現れる。
そして、何者かがレイジングハートを素手で掴み、バルディッシュをデバイスで受け止めた。
?「ストップだ!!ここでの戦闘は危険すぎる!!」
受け止められたなのはとフェイトは呆然としている。
?「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ!!詳しい事情を聞かせてもらおうか」
そこにいたのは大輔と賢と同じくらいの背丈の黒髪の少年だった。
ユーノ「時空管理局?」
ユーノが呟く。
クロノ「まずは2人共武器を引くんだ」
クロノと名乗った少年はなのはとフェイトにそう命令する。
3人は地面に降りていく。
クロノ「このまま戦闘行為を続けるなら…」
アルフ「フェイト!大輔!フレイドラモン!撤退するよ!!」
賢「テスタロッサさん!!」
賢がジュエルシードを拾い上げ、フェイトに投げ渡す。
大輔「早く逃げろ!!」
フェイト「う、うん!!」
フェイトはジュエルシードを持って逃げようと背中を向けた。
クロノ「そうはさせるか
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