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俺はやはり間違った選択をした
俺と彼女の本意
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た物だ、愛称はフォル

親父が現役の時からこの性格らしい、なんとも憎たらしい奴め

親父はというと局員を辞め、今では世界各地を巡る旅に出ている

「はい、超尊敬してますよ。ところで超尊敬ってなんか形だけ見ると武術の技名みたいですよね」

だめだ、やっぱりコイツは俺の事馬鹿にしてる

機械にまで馬鹿にされるとかそろそろ俺の存在価値がやばい

そんな茶番を繰り広げていると先生が鬱陶しそうにこちらを見ていることに気づく

視線でいい加減自分に喋らせろと言ってきているのがひしと伝わってくる

「す、すみません」

「問題はないよ。ところで式、模擬戦をやらないか?」

「別にいいですけど、ここにそんな設備ありましたっけ?」

少し見ていたまえと言って先生はまたはリモコンでポチポチし始めた

何にでも使えるんだなそのリモコン

しばらくすると奥の方の壁が徐々に変形していきドアが現れる

先生は色々と研究室を改造しているので俺は今更驚くことはない

前なんかは『防犯だー!』とか言って研究室にマシンガンやらを設置していた時期があったり、『人は遊びの心を忘れてはいけないのだよ』と言って部屋をお化け屋敷みたいにしている時もあった

他にもビーチだったり宇宙だったり様々な模様替えが行われているこの部屋を見てきた俺にってドアの一つや二つが現れてもさして普通の事に思えてしまう

先生はついてこいといってドアの中に入って行っていく

俺もそれに習い中に入ってみるが、中は暗く足元にランプが少々点灯しているだけで視界はほぼ暗闇に覆われている

先生はどうやら下に行っているようで俺もはぐれないようについていくが、心には不安しかない

先生のついてこいを信用していいことが今の今まで一度もないからだ

前なんかは危険指定世界に連れて行かれ巨大オオトカゲに追われたり、とある電子機器が発達した世界に行った時も不法侵入とかなんかで小型自立兵器とミサイルに追われたり散々な目にあってきた

今回もそんなことが無いように俺は願うことしかできない

そんなことを考えているとどうやら着いてしまったようだ

先生は何やら認証コードを打っているのかボタンをポチポチしている

しばらくするとボルトが抜けるような音の後にドアが開き始めた

中からは眩いばかりの光と共に広大な空間が姿を現す

そこはあたり一面が真っ白な板で構成されている広大な四角形な空間だった

先生は中に入っていくと自分のデバイスをポケットから取り出し何かを操作し始ている

先生の操作が終わると周りの白い壁にノイズが走り始め次第に風景を作り出す

すると次第に俺の目の前にも建造物らしき物ができ始めた

「おぉ!」

俺はホログ
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