マブラヴ
0833話
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と、やっぱり窓口は必要だと思うわ』
「だろうな。迂闊に妙な真似をされるよりはそっちの方がいいだろう。分かった、首脳会談の件に関しては完全にそっちに任せる。俺は他の世界にマブラヴ世界についての情報を知らせておく」
そう告げ、そこから10分程マブラヴ世界でのやり取りについての話をしてから通信を終わるのだった。
『ふむ、なるほど。確かに話を聞いた限りでは色々と大変な世界のようじゃな』
『アクセル代表の話を聞く限りでは、私達が戦ったバジュラと似たようなところが多々見受けられますが……意思疎通は無理なのですか?』
近右衛門の言葉に被せるようにグラスが口にした内容に、小さく首を横に振る。
「まだ本物のBETAとは直接遭遇してないからな。何とも言えない。だが、マブラヴ世界の人間にしてもBETAについては当然意思疎通出来るかどうかは試してみただろう。それでもまるで成果が出ていない以上、通常の方法で意思疎通を図るのは難しいと見るべきだ」
『となると、バジュラを相手にしてやったように歌で意思疎通を試してみるのは……色々と難しいか』
星刻が言葉の途中で自分の言葉を否定する。
『少なくても、ランカ君をそちらの世界に派遣するというのは難しいでしょうな。彼女は今やミス・シェリルに並ぶ程の人気を誇っているのだから。もし派遣するにしても、相当な数の護衛が必須になるでしょうが……頂いたデータにあった、光線級というBETAはVFにとっても難しい相手になるでしょう』
『いや、VFだけではないですよ。私達SEED世界にしても対ビームコーティングを施されたシールドではレーザーを防げません。アークエンジェルのようにラミネート装甲を持っていなければ……』
グラスの言葉に、ウズミが溜息を吐く。
だが、こちらで得た情報が確かであるのなら、エネルギー転換装甲を持つVFは重光線級のレーザーに関しても高い防御力を発揮するだろうし、MSにしても、オーブのアストレイなら熱に強い発砲金属なのである程度は重光線級のレーザーを防ぐ事も可能だろう。
……ストライクダガーは話は別だが。
『ギアス世界は……バリアがあるのはほんの一部の機体だけなので厳しいだろう』
苦々しげに呟く星刻。
まぁ、ギアス世界でバリアと言えば一番有名なのはブレイズルミナスだろうが、それを開発したロイド達はこっちに来てるしな。
勿論ロイド以外に研究者がいない訳では無いだろうが、それでも能力的に大きな差があるのは事実だ。
ロイドに匹敵する技術者と言えばラクシャータだが……ああ、一応輻射波動を使えばどうにか対抗できるか? ただ、それだって狙って放たれたレーザーに対してであって、四方八方から撃ち込まれてはどうしようもない。
それはピンポイントバリアを装
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