マブラヴ
0833話
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だ、連れて行く人数はどのくらいにする? 首脳会談ともなれば俺1人だけという訳にはいかないだろ? それとも非公式な形での会談になるのなら、目立たない感じで俺1人の方がいいのか?」
『さすがにアクセルを1人でやる訳にはいかないから、こっちで何人か準備するわ。恐らくコーネリア辺りになると思うけど……』
まぁ、そうだろうな。コーネリアはブリタニア皇族として生きてきただけあって、その辺の礼儀作法にも詳しい。更に元々個人としての戦闘能力もかなりあったが、魔法を習得した事により、そっちもかなりパワーアップしている。
純粋に個人としての能力を考えれば、俺以外だとムラタが1番上だが……さすがにムラタを首脳会談の場へと連れて行く訳にもいかないだろう。
「了解した。今夜にでも話をしておくが、一応そっちでも話を通しておいてくれ。これが公式な会談なら、シロガネに乗ってシドニーに向かったんだけどな」
この世界での空を飛ぶ機体といえば、輸送機、ヘリ、爆撃機、HSSTと呼ばれている再突入型駆逐艦といったところか。ちょっと珍しいところでは戦術機も一応空を飛べるが、それらは航空機と違って長時間空を飛ぶといった真似は出来ないしな。
そんな中、光線級がいても全く問題無く空を飛べるシロガネ……あるいはニヴルヘイムがシドニーの上空に現れたらどうなるか。
あからさまに技術レベルの違いを見せつける事により、シャドウミラーお得意の砲艦外交で交渉を有利に進めるといった事も出来たんだがな。
まぁ、現状でこっちが圧倒的に有利な以上は無理にそこまでする必要はないって判断なんだろう。
『言っておくけど私達がシドニーに直接向かうんじゃなくて、一旦近くの基地に移動してから向こうの用意した乗り物で移動という形になる予定よ』
「だろうな」
シロガネはともかく、ニーズヘッグやサラマンダーで向こうの都市に近づけば色々な意味で不味いだろう。
そもそも機体の意匠そのものが戦術機と違うし。
「そっちについては了解した。詳しい話はそっちで詰めてくれて構わない。別に今回の会談で全ての話を決める必要はないんだろ?」
『そうね。今回はあくまでもお互いの顔見せの色が濃いわ。その後、私やレオンの方で向こうの外務省と話を詰めていく形になるでしょう』
本来他国の首脳と会う時には、大々的とまでは言わなくてもニュースにはなるものだが……今回は俺達シャドウミラーが多次元国家であるというのがいい目眩ましになるか。
もっとも、アメリカやソ連、イギリス、日本のようなこの世界の強国にはそれなりに情報が行き渡っているだろうが。
あるいは、国連辺りから色々と情報が流れている可能性は否定出来ない。
『アクセルにしても、色々な場所からコンタクトを求められても困るでしょ? それを考える
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