暁 〜小説投稿サイト〜
なんかポケモンの世界に転生しちゃった?!
カントー編
新たな仲間とゲンシカイキ
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
翌朝、僕は朝早くに目を覚ました。隣のベッドを見るとアヤカはいなかった。サトシはまだ寝ている。僕は外に出る。海の方で雨が降っていた。

「雨?」

『おはよう。よく眠れた?』

声をかけて来たのはゼルだった。

「うん。まあね。ゼル、あれは?」

僕は海の方を指す。

『ああ・・・・・ここで説明するのは大変ですから、見に行きますか?』

「ああ、頼むよ」

僕はゼルの背に乗る。ゼルは海に向かって走り始めた。案外、スピードは速いもので、落ちないようにしっかり捕まっていた。

海に着くと、荒れていた。雷も鳴っている。浜辺にはアヤカが立っていた。

「久しぶりだけど平気そうね」

『鍛錬は怠っていないからな。あいつらには負けてられないさ』

カイルの声が聞こえる。

『どうやら、ゲンシカイキの練習らしいです』

「ゲンシカイキ・・・?」

「ゲンシカイキって言うのはカイオーガ、グラードンだけが行えるもの。かつての力を取り戻したようなものよ。まあ、簡単に言えば、メガシンカのカイオーガ、グラードン版といったところかしら」

アヤカがそう説明しながらこちらに向かって歩いて来た。僕は海の方を見る。カイルはいつもより大きく、綺麗だった。

「そろそろ、解いていいわよ」

アヤカがそう言うと、カイルは光に包まれ、元の姿に戻った。天気も良くなる。

『いやー、久々だったな。疲れたから寝るわ』

「うん。おやすみ」

カイルは海に潜る。

「さて、シゲル、こっちに来て」

僕は昨日、最後に訪れた湖に辿り着く。そこにはユイルがいた。

『おはようごさいます。シゲルさん、アヤカ、ゼル』

「おはよう」

「おはよう」

『おはよう』

『シゲルさん、私はあなたのことをお待ちしておりました』

「僕を?」

僕がそう聞くとユイルは頷いた。

「シゲル、今からあなたはある湖に辿り着く。そこで会って欲しい子がいる。名前はアヤメ。彼女がシゲルを認めるかは分からない」

「僕はアヤメという子に会えばいいの?」

僕がそう聞くとアヤカは頷いた。

『アヤメは感情を司るポケモン。あなたは知性豊かです。本来なら、私があなたに付くべきだった。でも、私はアヤカを選んだ。それが何を意味するのかは分からない。でも、全ては運命』

ユイルはそう言った。確かに感情豊かなのはアヤカで。

「準備はいい?」

アヤカに尋ねられ、僕は頷く。

「ユイル、お願い」

『あなたにご武運がありますように』

視界が真っ白に染まった。



「・・・・大丈夫よね」

『ええ。きっと』

『アヤカらしくないわね』

ゼルにそう言われた。確かにそ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ