カントー編
新たな仲間とゲンシカイキ
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すよ。辛ければ辛いって言えばいいんです。アヤカは変なとこで頑固なんですから』
「・・・・うん。正直言えば辛いかな。でも、永遠の別れじゃない」
『そうですね。戻ってくるようですよ』
そう言った、ユイルの目線の先にはアヤメを頭の上に乗せたシゲルがいた。
「おかえり、シゲル、アヤメ」
「ただいま」
『ただいま♪』
*
「うわ・・・・広いな」
「ピカ」
湖の真ん中には洞窟。俺はリザードンを出すと、洞窟の入り口まで飛んだ。
『・・・・お客さん?』
目の前に青い小さなポケモンがいた。
「お前がヒスイか?俺はサトシ、こっちが相棒のピカチュウ!」
「ピカッ!」
『僕はアグノムのヒスイ。意志を司る者。サトシは何しに来たの?』
「俺は、お前に会いに来たんだ。お前と友達になりたいんだよ」
「ピカチュウ!」
『友達・・・・サトシって面白いね。僕、サトシのこと気に入った。いいよ。僕をゲットして』
俺はボールを出す。ヒスイはボールに触れて吸い込まれた。ボールはすぐに音を立てて止まった。
「ヒスイ、ゲットだせ!」
「ピッピカチュー!」
ボールからヒスイが飛び出てくる。
『サトシはどこに行きたいの?』
「アヤカのところ!」
『うん。分かった』
ヒスイは肩の上に乗る。俺はあまりの眩しさに目を閉じた。
*
「帰って来たね」
『あら、ヒスイじゃない。アヤカ、ユイル、今度は何を企んでるの?』
「別に?」
『何も企んでないですよ?』
私はユイルと同じタイミングで首を傾げる。
『この二人がセットになると色々とめんどくさいよね。お久しぶり、アヤメ』
『言っちゃダメでしょ。お久、ヒスイ』
「『二人してもう遅いから』」
私とユイルは声を合わせてそう言った。
「これで、二人とも仲間をゲットだね。さ、会場に行こうか。そろそろ始まるし」
私の言葉に二人が頷く。今日は思いっきり楽しまないとね。
私達は鏡を通り、会場へ。今回は三回戦から十回戦まである。今日は六強だけでなく、他の子もバンバンだすつもりだ。また、うちの子、スキルアップしちゃうかな?ふふ。楽しみー!
「暴走はしないでくれよ」
『アヤカの暴走はシャレにならないからねー』
「シゲルにアヤメ!?酷くない?!」
『全然普通だと思うよー』
「ヒスイまで・・・・・」
私は一人と二匹の言葉に項垂れる。酷いよ。私、暴走しないよ?!
「・・・・俺が出るんだよな?」
「そうだよ、ミウ」
私は現在、ミウの背に乗っている。と言うよりかはミウにくっついている状態だが。まあ、ミウも満更でも
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