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101番目の舶ィ語
第七話。ロア
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なんかじゃないありません。
むしろ、猫は猫でも獲物を捕食する虎や獅子ですよ」

「猫なのは否定しないんだねっ!
ところで半日休んで何したの?」

「愛しの子猫さんに拉致られたといっても過言ではないね」

「わぉっ、瑞江ちゃん、大胆だね!」

「か、勘違いしないでください。私とモンジ君はそういう仲じゃ……以下略」

いい加減そうに、ツンデレ娘を演じて中途半端に答えた一之江に俺も驚いてしまう。

「わっ、ツンデレだ!」

おおー、と感心するクラスメイトの男子達。特にアランはツンデレでクールなタイプが大好きなはずだ。見れば、一人でガッツポーズをしていた。
……今のツンデレっぽさはいい加減だが、そこが逆にツンデレっぽくて良かったのかもしれない。
って、そうじゃねえ??
一之江のツンデレっぽさで忘れてたが、きちんと遅れてでも登校して来たのには理由がある。
彼女(一之江)が狙う『魔女』の正体を突き止めるためだ!

「意外にノリはいいんだね、瑞江ちゃん?」

「基本的に私はノリノリでお笑いも大好きです」

「あはっ!無表情なのに面白いんだっ!」

「と、いうわけでコンゴトモヨロシク、キリカさん」

「うんうん、コンゴトモヨロシク!」

一之江は無表情なまま、キリカは満面の笑みで嬉しそうに握手していた。
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