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大陸の妖精
前哨戦 アルトvsガジル
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レビィたちと同じ磔状態になった



ガジル「ぐぁっ・・・!!」


殴られた箇所から手があふれ出すガジル


めりこんだ壁から脱出し、片膝をつく


ガジル「テメェ・・・いい気になってんじゃねぇぞ・・・」ギロッ



アルト「まだ、立てんのか・・・あきれた硬さだな」



ガジルが立ちあがり、再びアルトと向かい合ったその時――







ズドッという音とともに最上階へ向かったマスター・マカロフが落ちてきた







アルト「なにっ!!?」


ナツ「え!?」


エルザ「マ・・・マスター!?」



マカロフ「あ・・あ・・う・・あ・・ワ、ワシの・・・魔力が・・・」


地面に横たわったマカロフの姿を見たフェアリーテイルメンバーは驚愕する



エルザ「マスター!!しっかり!!」


「ど・・・どうなってんだ!?あのマスターからまったく魔力が感じねェ!!」


「それじゃあ、ただのじーさんになっちまったのか?」


エルザたちの呼びかけにも応じないマカロフ



「ありえねぇ!!どうやったらマスターがやられるんだ!?」


「一体・・・上で何があったんだ・・・」


マスターがやられた事で動揺するフェアリーテイル



「いけるぞ!!これで奴らの戦力は半減だ!!」


「今だ、ぶっ潰せー!!」


その隙を狙って、ファントムロードの兵士たちが攻め立てる




エルザ「(いかん・・・!戦力だけではない・・・士気の低下の方が深刻だ)」


状況を把握したエルザはフェアリーテイルメンバー全員に向かって大声で叫ぶ



エルザ「撤退だー!!!全員ギルドへ戻れー!!!」


ナツ「!!!」


グレイ「バカな!!!」


エルフマン「漢は退かんのだー!!!」


「オレはまだやれるぞ!!」


「私も!!」



エルザ「マスターなしではジョゼには勝てん!!撤退する!!命令だ!!!」





ガジル「あらあら、もう帰っちゃうのかい?」


アルト「あぁ、帰る・・・テメェをぶちのめしてからな!!」


ガジル「フン!」


アルトは再び拳を振るうが、ガジルはそれをいともたやすく防いだ



ガジル「どうした、さっきまでのパンチとはまるで威力が違うぜ?動揺してんのか?」ニヤッ


アルト「ぐぁっ・・・!!」


鋼鉄の鱗で防がれたため、アルトの拳からは血が噴き出す



アルト「このヤロォ・・・」ギリッ



「悲しい・・・」


ガジルを鋭い目つきでにらむアル
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