キルケーの恋
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それはキルケーもよく知っていることであった。だからよくわかったのだ。
「だから・・・・・・信じていてね、絶対に」
「ええ」
二人はそのまま抱き合ったままであった。エオスはそれを離れた場所で見ていた。
「やれやれ、妬けるなあ」
彼はそう言って苦笑するしかなかった。恋の橋渡し役も思わず妬ける場面であった。
「これなら僕の出番はもうないな。さて」
彼は姿を消した。だが彼がいなくなってもそこには恋が残っていた。
キルケーの恋 完
2005・2・27
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