16話
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俺と一夏は途中で箒と出くわし、そのまま更衣室のある別館へ向かおうとしたのだが、
「(´ヘ`;)」
「……………………」
「……………………」
その途中、目の前の珍奇な物を発見した為に足を止めていた。
俺はため息、一夏と箒は無言となっている。
俺達がこんな言動をするのは仕方ないだろう。何故なら道端に、ウサギの耳が生えているからだ。別にウサギの耳と言っても本物のウサギではなく、バニーガールとかが使う『ウサミミ』みたいなやつだ。本来、ウサミミの色は黒いのだが、目の前にあるやつは白だった。
それと一緒に『引っ張ってください』という下手くそな字で書かれた張り紙もある。
「俺と箒は先に行くからウサミミを何とかしておいてくれ」
ウサミミの正体を知っているのでとりあえずその場を俺と箒は離れた。後ろで一夏が『おいてくな!』とか言っているがまあ、心配ないだろう
「箒さん……あれは___ですね」
「ああ、____だ」
本当あの人は……
後ろで爆発音的なのが聞こえたけどあの人きたね。
「あ、織斑君とヤマト君だ!」
「う、うそっ! わ、私の水着変じゃないよね!? 大丈夫よね!?」
「わ、わ〜。体かっこい〜。鍛えてるね〜」
「て言うか、ヤマト君の体のほうが凄いわ。織斑君と違ってすっごく引き締まった筋肉だし……」
「織斑くーん、あとでビーチバレーしようよ〜」
「おー、時間があればいいぜ」
「ねぇヤマトくーん、何故か本音がちょっと不機嫌だから相手して〜」
「俺は本音の世話係じゃないんだが……」
更衣室から浜辺に出ると、丁度隣の更衣室から出てきた女子数人と出会う俺と一夏(あの後すぐに追いかけてきた。)。言うまでもないと思うが、どの女子達も可愛い水着を身につけており、露出度が少し目立っている。
さてさて、砂浜に向けて一歩踏み出した瞬間………七月の太陽によって砂が熱くなっていた。
「あちちちっ」
「此処は相変わらずだな」
熱い砂によって足の裏を焼かれた一夏は痛そうな顔をしているが、俺は平気だ。
「熱くないのか?」
「火炎放射器での熱よりは熱くない」
一夏や周りの女子達が一瞬フリーズした。
「楽しい日に変なこといってごめん」
俺はその場を離れビーチに向かって歩いてると、一夏はつま先立ちになりながら付いて来る。ビーチには既に多くの女子生徒達がおり、中には肌を焼いていたり、ビーチバレーをしていたり、泳いでたりと様々だ。着てる水着も色とりどりだ。
「俺は簪さん達と遊ぶから楽しんでね」
「お、おう」
動揺している一夏をおいて砂浜を歩いていると
ムギュ
着ぐるみが抱きついてきたよ…
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