二十四章 幕間劇
烏と雀と三人での遠足
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隊として国連軍の仲間入りにするつもりだ。狙撃班は一人でも多くいた方がいいからな、あとはウチは独立部隊なんで増えても問題はない。
「うん、それに遠足は楽しいの!山があって、川があって、空があって、動物がいて、お弁当があって、それからお姉ちゃんと雀もいるよ!山には宝物が埋まってるかもしれないし川からは桃が流れてくるかもしれないし、空から金が降ってくるかもしれないよ!楽しそうでしょ?」
「・・・・・・」
「お姉ちゃんは、遠足に行ってきつねに米俵を貰った事があるって!ほら、お兄ちゃんも行ってみたくなったでしょ?」
「(うんうん)」
「そこまで来るとホントに降ってくるかもな」
二人に誘われているからここに二人がいるのは当然だけど、俺は笑いを堪えていたので口をつぐんでいると更に言ってきた雀である。誤解を受けたかのように、まるであり得ない現象まで言ってくるとホントに何か起こりそうだな。桃が流れてくるって桃太郎かと思うくらいだけど、さすがに空から金は降って来ないだろう。微笑ましく笑っていると、雀はムキになっていたが鞄の中から竹皮の包みを取り出した。
「これ、雀が作ったお弁当!早起きして頑張って作ったの!すごーく美味しいんだよ!お姉ちゃんのお墨付き!」
「(こくこく)」
お弁当と言えばもうこんな時刻か、腕時計を見たのでたまには外で食うのも悪くない。そう思ったら俺の腹が鳴ったので、二人は目を輝かせて身を乗り出してきた。
「お兄ちゃん、おなか空いてるの?」
「・・・・・」
「このお弁当は外で食べると何百倍も美味しいってお姉ちゃんも言ってるよ」
「それじゃ、ちょいと出かけようか」
「やったー!」
「・・・・・」
無表情な烏も、その場で軽くぴょんと飛び上がる。この子らの様子を見ていた桃香達もこの子達はかわいいねーと言っていたが、拠点に帰ると紫苑達狙撃班の後輩となるぞと俺は念話で言ったら紫苑もさすがに小さな後輩ができるのはちょっと嬉しそうにしていた。
「ただし、あまり遠くには行けないよ。精々裏山だな」
「うん、分かってるよ!」
中庭から一旦館内に入り、出口に向かって歩いている時に幽と一葉が向かい廊下を歩いている姿が見えた。声をかけるか迷ったが、一葉から俺達に気付き軽く手を上げながら近付いてきた。
「揃って、何をしておる」
「んー、裏山まで弁当を食いに行く」
「遠足なんです!」
「・・・・・」
「遠足とな?」
うーん、この忙しい時にそれを言うとやはり怒られるかな?俺は暇だったけど、今更変更はできない。
「あまり遅くならないようにはするさ、忙しいのは理解しているが少しくらい出かけても大丈夫だと思うがいいか?」
「構わぬ。主様はこの
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