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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
王女と皇帝、その仲は3
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でしょ?
この街に残って待ってたりとかするのかな?』
『少し待てよ………』
リオ『はーい』
ジジイの低く小さい呻き声が聞こえてくると
頭を軽く回してから空を見上げた時、
「ボォォォッッッ」
一つの大きな炎が花火のように空に打ち上がった
リオ「!」
そういえばエースに町から出る時は炎を飛ばしてって言ったんだっけか
多分エースは今でも私を待ってるんだろうね
『待たせたな』
リオ『…そんなんでもない、それで?』
『どうやらナミとかいう女の言葉で一味はユバへ向かうつもりだ』
リオ『ユバ?』
『あぁ。何でも王女はそこに反乱軍がいると思っているが実際は違う』
リオ『そう、なんだ…アラバスタ王国があるアルバーナに行くのかと思った』
『いいやアルバーナは最後だ
奴らはユバに着き次第に老人の言葉で≪レインベース≫という場所を目指す
そこにクロコダイルとバロックワークス本社があるんだ』
リオ『ふーん…レインベース、ね』
二つの炎の玉が空に放たれると
すぐ近くでこの町の住人の歓声が聞こえて来た
リオ『ねえ、私はどうすればいいの?
レインベースへ行けばいいの?アルバーナへ行けばいいの?』
立ち上がると樽の蓋を開けて
中に入っていた水に手を突っ込み、
全ての水を一滴残らず吸収した
『答えが出た
―――――レインベースを目指せ』
リオ『了解』
電伝虫を切ったのと同時に右手で思い切り樽を壊すと
≪ある場所≫へ向かった
リオ「…ここね、ビビが言ってた≪運び屋ラクダ≫ってのは」
確か行きたい場所へ連れてってくれるんだっけ?
帰りも自分で勝手にここまで戻って来てくれるとかいう
超便利な運び屋ラクダ。
リオ「すみませーん」
店主「いらっしゃい」
お店の奥から出て来たおじさんが近付いた
リオ「ラクダをお借りしたいんですけど」
店主「ああいいとも、お金は持ってるかな?」
リオ「はい、何ベリーになります?」
店主「行先によって変わる、何処に行くんだね?」
リオ「レインベースという街です」
店主「あぁ…金持ちだけが集まるところか」
リオ「そう、なんですか
もしかしてその街へ行った事あるんですか?」
店主「いいや行った事はない、
レインベースの悪い噂がここまで広まって来るんだ」
リオ「へえ…例えば?」
店
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