短編
番外編 =ずっとは無理だけど=
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な泣き声に俺がしでかしたことの重さがひしひしと伝わる。
「………。ありがと、ちょっとは落ち着いたかも」
「無理しなくてもいいんだけどな」
「泣いてばかりいたら時間勿体無いじゃない。今日は、全部おごってもらうからね」
「はぁっ!?」
「誰かさんが寝坊したせいであんな目になったじゃない」
さっきまで泣いてたのとは真逆の笑顔にやれやれと思うが、それと同時にやっぱり笑っていて嬉しいと思う自分がいる。ずっと…なんて壮大なことを言える身分ではないしその責任も俺には重すぎるかもしれない。
でも、俺の近くにいる間は守っていきたい。
「って、柄じゃねーや」
「なにしてるのよ。アンタが遅刻した分、取り返さないと」
自転車にまたがり後ろに悠香を乗せる。ちょっとフラフラしつつもペダルに足をおいて漕ぎ出す。
「だね。じゃあいきますか」
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