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ひねくれヒーロー
やり遂げたこと
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「そんな野望に囚われて、見なきゃならんものを見れなくなったお前に木の葉は潰させん!
 お前の野望は、ここで止める!」



その刃で殺される前に、止めたい

今度こそ止めたいとそう思った

だからワシはここへ来た!


「私の野望は止まらないわ!この状況を良く見ろ・・・私の部下も含め砂隠れの忍も攻め込んでいる!
 あんた達木の葉の忍は女子供1人残さず全滅よ・・・
 木の葉崩しここに成る!
 ・・・あんたの新しい弟子も、ここで死ぬわ」



刹那



「よく言うだろ
 ・・・目には目を、歯には歯を、右腕には右腕をだ」


わしらの間に割って入ったのは、再不斬

・・・わしでは止められないのか



「ぐぁっ!?」



大蛇丸の右腕を切り落とし、すぐさまわしを抱えて離脱しようとする

何が起こるというのだ!?

再不斬が水遁をつかい、盾を作った



「狐火・火柱ぁ!!!」



直後起こる巨大な火柱・・・これは、コンの狐火か!?

だがそれにしてはパルコのチャクラが少ない・・・

コンのチャクラだけでこれほどのものを操れるようになったということか


結界内の樹海を燃やし続ける火柱

結界を張る四人衆にダメージは行かなくとも、熱は伝わっているらしく慌てて術を解く

右腕を切り落とされ、全身に火傷を負った大蛇丸を抱え、逃走する



暗部が何人か、奴らの後を追った



「コン!!!三代目ぇ!」



無事なのか、あれほどの火柱をつかって無事なのか!?

狐火を消したコンは立ち尽くし、駆け寄った三代目に支えられていた


「・・・大丈夫、気絶しとるだけじゃ・・・」


微笑みながらそう告げられる


「いかん!気絶しとったら血が吐けん、詰まって窒息死するぞ!」


コンを抱きかかえ背中に一手叩く

やはり喉に血が詰まっていたらしく、大量の血が吐きだされた

ひとしきり血を出させたあと、再び詰まらないよう体を固定して寝かせてやる


「自来也さま、医療班を連れて参りました
 三代目、よくぞご無事で・・・」 


まじらずシナイ、コンの担当上忍

音もなく駆け寄ってきた女の背後には誰もいない

医療班はどこだ


「・・・?あ、すいません置いて来てしまいました
 止血は大丈夫、右腕も確保済み、水遁で冷やしてくれてますね
 コンは・・・ドSペアが迫ってくるぞー」


お前、ちゃんと連れてこい

三代目の腕を確認し、手当てが間違ってないか観察して、コンに向き直る

コンの耳元で囁いた


「やめてなんでも吐きますぅ!
 ・・・あれ?」

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