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寄生捕喰者とツインテール
“渇き”の乱入
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害の技術をはじめ幾つも機器を作り出しました」
「ひどいっ!! ひどすぎるぅぅっ!!」



 見事に我々の心を代弁してくれたテイルブルーへ、上げても上げきれない感謝の念を送りたい。

 復讐するは世界の為では無く、なんと幼女からのリアクションが無いから。新たなる技術を生み出す推進力は、天真爛漫な幼女を求める為。

 何故頭涎を垂らしながら、木の上に立ち彼女はそんな世迷い事を、堂々言い放っているのである。

 そこにあるのは重苦しさを湛えた復讐者の感情などでは無く、フルボッコにして警察に突き出しても罪悪感などわかないであろう、馬鹿馬鹿しさ満点の変態根性だけである。


 一々そんな言葉を加えるものだから、ドラグギルディ以外の者達のテンションは下がる一方だ。



「そして最後のけじめとして……私自身のツインテール属性を核とした、新たなテイルギアを作り出したのです。それが……総―――テイルレッドの持つテイルギアなのです」
「自分からツインテール属性を手放したってのか!?」


 そこだけ聞けばつらい決断だったであろうと心痛められる所だが……如何せん先の幼女まみれの発言の所為で、その言葉でさえ幼女が手に入るならツインテール属性謎捨ててしまっても構わない、と言っているように聞こえてしまう。

 勿論、彼女の言葉は悲しげで重い物であり、断腸の思いで抜き取った事が窺える。……そうだとしんじたい。



「後は、装着できなくなったテイルギアをテイルブルーに託した。コレが全てです」
「……あー、これってトゥアールのお古だったのね……道理で……胸元が……」


 自らの胸部を見やり、瞳の光が消え失せた顔で乾いた笑いを洩らすテイルブルー。今まで何故面積が少なく過激なコスチュー身だったかが、今氷解したのだ。
 本人としては、一生疑念のままでいて欲しかったであろうが。


 今まで律儀に話しに付き合いずっと黙っていたドラグギルディは、トゥアールの執念に驚いていた。

 養殖するような手軽さに味を占め、心の強さを侮り続けていた彼等にとっては、まさか世界を超えて反逆してくる者が現れるなど、想像すらしていなかった事なのだから。



「テイルレッドが幼女だったのも納得いったわ。ツインテール属性だけ拡散しないように、幼女属性も含めたんでしょ」
「いえ、ソレは私の趣味です」



 刹那、轟音が響き渡りトゥアールの乗っていた大樹がなぎ倒される。調子に乗って腕組みをしていたせいで着地できず、思いっきり顔面から落下している。

 そこから肉弾戦ありの言い合いに発展した。

 テイルブルーの攻撃にはどこか鬱憤を晴らす為の感情も見えた。というか、よくぞここまで耐えた物である。



「良き仲
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