sceneV 寝返り工作
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くし)は思いますが」
なるほど、確かに『普通』に考えればそうだ、どうも自分は異常事態に慣れきってしまっているようだ。
「不満のある奴の弱みを着々と握っているような相手に対して、いや握られている奴はリーダーの言うことを死ぬ気で成し遂げようとするだろうけどな。死兵状態のやつらがどんなに恐ろしいか、二人は分かっているのか?」
「あいつは……そんなことまでやっているのか…」
「そんな…信じられません…たかだか学校の一部分の事柄に対してなのに、そんな事まですることなんてありません…」
「こっちの要求はただ一つ、根本を引きずり降ろすための手引きをしてくれってこと。そのためなら多少の冒険はしてやるさ」
浅井が根本に対して憎悪の感情を胸に秘めていることを知っている者は、彼の正義感が根本のやり方に反発を覚えているのだろうと思っている。
確かにそれも一要素であり、当たらずも遠からずである。
(許さない、アイツを傀儡にしたことを、絶対に後悔させてやる……)
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