暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第九話 《古びた記憶-前編-》
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なにつまんなそうな顔すんなって、行くぞ!」

そう言って迅は、ダグラスの間めがけて飛び出し、空音もそれに続く

ダグラス十体も、こちらに向かって走って来ている、一見、迅たちが通るくらいの隙間は大量にあるように見えるが、ダグラスに感ずかれれば一瞬でその隙間は、無くなり、地獄への隙間が開かれる

空音「迅くん!どうやってかわすの??」

迅は、剣を抜いて、腰に腕を回すようにして持ち、空音を見て頷き、『大丈夫だ』のサインを送る

迅は、一旦身体をひねった後、逆方向に勢いよく回転するそして、ダグラスの間めがけて飛び込む

空音「回転斬り??
そうか!回転斬りなら常に力が外に向かっているから、ダグラスに潰されそうになっても、ダグラスもしくは、自分の身体が弾かれて結果ペシャンコになるのだけは防げ------!!!」

その時、空音の視界に、白く煌めく輝きが見えた
空音は光の形や強さを見て、その光が何処へ飛んできているのか予測した

おそらく、その光が狙っているのは、ダグラス十体、しかし、あの光の軌道と迅が進む道が完全に被っている

空音「迅くん!危ない!!」

迅は、その声に反応して回転しながらも、光の矢がこちらに向かって飛んできているのを確認した

しかし、反応していても身体は今、フルスピードに近い状態で回転している、到底あれを避けることはできない
しかし------

迅「弾きかえす!」

迅は、一層、回転の速度を上げる、そして、光の矢と迅の剣が相殺し
バシイィィィィィィィィィィィィイン!!という、金属と金属が激しくぶつかった音に似た音を立てて、光の矢は、近くのダグラスツリーに、迅は、体勢を崩しながらも地面に着地した

着地するなり迅は、光の矢が飛んできた方を見る、そこにいたのは、白馬、、、ではなく、カイン??に肩車して貰って乗っている
いかにも自分を王子のように見せようとして失敗している、残念な奴だった

しかし、さっきの技は、間違い無い、こいつのものだ、格好は残念だが、おそらく、力量で言うと、俺とカインを足したぐらいか、それ以上だ

迅は、カインや、リヴァイアたちの姿も目に入ったので、そこに駆けつけようとした、
その時、再び、迅の顔の横を、光の矢が高速で通過する
迅は、思わず口をガクガク鳴らしながら矢が飛んで行った方向を向く

すると、残りのダグラス全てが綺麗に頭を飛ばされていた
そして、一斉にダグラスツリーへと変わる

風刹「脇見は事故のもとだ」

再び振り返ると今度は、カインが「チクショウ、ダリィなぁ」と言いながら、肩を回している
その前で、残念な王子は、すごくかっこいい事を言ったつもりになって、胸を張っている

迅は、どう突っ込んだらいいのか分からず、突っ込み
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