3部分:第三章
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でふと思った。そしてそれを口にした。
「あのね」
「ええ」
「パスタじゃ駄目かな」
「パスタ!?」
「ほら、さっき言ってたじゃない」
彼は言う。
「美智子ちゃんも自分でパスタ作ってるって。だからさ」
「それでいいの?」
「うん」
彼はニコリと笑ってそれに答える。
「それが欲しいんだ。駄目かな」
「ううん、それでよかったら」
美智子もにこりと笑ってそれに応える。
「パスタ、作らせてもらうね。それで食べて」
「わかったよ。じゃあお返しはそれで」
「ええ」
こうして彼女からのお返しも決まってデートは笑顔で終わった。信吾は今度は美智子の心が詰まった温かいパスタを頂くことになったのであった。銀のイヤリングのお返しは温かい心であったのだ。
三つのプレゼントの恋 完
2006・11・18
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