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美しき異形達
第三十話 南海においてその十
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「そういうことだ」
 シオマネキの怪人も答えてきた。
「俺達はな」
「別に御前等のストーカーとかじゃないんだよ」
「ただの敵だ」
「刺客みたいなものだな」
「そうか、あとあたし達八人がな」
 ここでこのことにも気付いた薊だった。
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