第三十話 南海においてその八
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十八年ぶりと言われた、それからまたかなり歳月が経っている。
「正直巨人の優勝なんか見たくないけれどな」
「その巨人も万年最下位になっていますね」
「それはいいことだけれどな」
薊もアンチ巨人なのでこのことはどうでもよかった。
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