暁 〜小説投稿サイト〜
僕は友達が少ない!〜ヨルノタカ〜(更新凍結中)
第九話 プールイベントでトラブルが起きないわけがない
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
か、言おうとしたが星奈ならサボってそうだ……

「じゃあ……まずは、バタ足の練習から始めようか……」


それから一時間くらい練習しただろうか………

「どうして、負けるのだろうか………」
「ふふん。いやほら?私って天才だから?」

25メートル競泳で負けてしまった。

「オーケー……落ち着こう。そうだ。相手は人間じゃない。」
「それ褒めてないでしょ?馬鹿にしてるんでしょ??」

何か人外が喚いているが、そんなもの無視だ。

「それじゃぁ、ボクのプライドもいい感じに壊れたところで御飯でも行く?」
「話逸らしたわね……まあ、いいわ。そうね。ちょうどいい時間だし。」

余談だが、この時に小鷹が食べた焼肉定食に星奈は過敏に反応していた。

「で、今回プールに誘った理由なんだけど。」
「え、ギャルゲーのためじゃないの?」
「あんた私のこと馬鹿にしてるの?」

正直、小鷹は星奈がギャルゲー攻略の為に自分を誘ったのかと思っていた。

「理由っていうのは……その…夜空のことよ。」

少し重々しげに、星奈は話を始める。

「どうして、あいつがあんたにあそこまで肩入れするのか。なにか知らない?」

小鷹は少し考えるが、なにも思い当たらない。むしろなにか知ってる方がおかしいだろう。

「いや、全くないけど?」

それを聞いた星奈は疑うような視線を小鷹に向けた。

「気付こうとしてないんじゃないの?」
「え、何か言った?」

その態度は、まるで何かを誤魔化しているようだ。
それが、星奈には少し気になったが、今は無視した。

これが、後々に互いの確執を生むことになるのだが、それはまた別の機会に……

「まあいいわ。なんか飲み物買ってくるけど、何がいい?」
「え、柏崎さんが買ってくるの?」
「あのねぇ!」
「うそうそ。ジョーダンだよ。じゃあコーラで」

あははと、嫌味なしの笑顔で言われ、星奈は不覚にもどきりとした。女の子同士なのにだ。


******************

「遅いな…」

あれから十分経過。星奈は帰ってこない。迷うこともないはずなのだが……

その時だ。

「邪魔よあんたら!」

星奈の声がした。

がたりと、小鷹は立ち上がり、その場に向かう。
その声の持ち主はもちろん彼女しかいない。

「いいじゃねえか。ちょっとくらい遊ぼうぜ?」
「うるさいわね!あんたらなんかに、かまってらんないのよ!」

やはり、隣人部所属の柏崎星奈だ。
小鷹は、二人の間に入り、仲裁する。

「あ?んだ、テメェ?」

なんだと言ったのだろうか?

んだしか聞こえなかった。

「えっと、彼女は、ボ…私の友人なので、あんまり危害を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ