第16話
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「何か危険が私とあの子が危険だ。早めに何とかしないと」
と一夏は飛行形態中に思った。そして、その物体を視認した瞬間、『それ』が突然が炸裂した。
その衝撃波と一緒に食らった一夏は、身体の彼方此方に重度の火傷と裂傷や内臓にもダメージを食らった。
「くう、しまった。油断した。身体中が痛い。御免千冬姉、高嶺叔母さん、茂叔父ちゃん」と言いながら、一夏は意識を失った。その瞬間、急降下した。
そして、急降下しながら落下したレギオンは、そのまま海面にぶつかった。
その衝撃の余波を食らった常磐は、
「一体何があったの?」
と困惑しながらも、艦体を立て直した時に落下するレギオンを見つけた。
「不味いわ。このままだと海面にぶつかってしまう。全速前進機関全開!」
と艦橋で常磐が叫ぶと同時に軽巡『常磐』の機関が最大出力を出し、レギオンが落下した海面に向かった。
そして、レギオン落下地点の海域に着いた常磐だが、その海面には、巨大な羽が数枚浮いていただけであった。その羽を常磐が回収した後に常磐が、
「急速潜行!クラインフィールド展開、ソナー最大出力。あの生物を救い出して、借りを作るのはどうも癪に合わないから」
と叫んでいたが、内心『あの生物』に恋をしたこと秘密である。
「ソナー反応確認。近い」
と常磐の思考に反応した。そして、海中に沈降していくレギオンを速やかに沈降予想地点に先回りし、艦体の後部甲板にその身体をゆっくりとクラインフィールドを緩衝材替わりにし、その身体を横たえた。
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