第16話
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り破壊し貫通し、背部のスラスターなどを壊し、抜けていった。
「体が痛い痛い痛い、腕が、足があああ」
と箒が声に鳴らない叫び声が響いた。その身体は、前身穴だらけであり、両手足は無くなっていた。そんな時に箒の頭部バイザーの裏側から声が聞こえた。
「あーあ、箒ちゃん。折角束ちゃんが、箒ちゃんの為に作ったISをこんなにしちゃってえ。まあいいや、色々と情報が集まったし、もういいや。バイバイ箒ちゃん」
「何を言っているんだ。姉...」
と一方的に束が通信を切るとのを呆然とした箒が言葉を続けようとした瞬間。
『ピピー。IS「緋騎士」の機密保持プログラム保護のため自爆します』
と機械音がした瞬間。IS内に仕掛けられた爆薬が起動し、ISが搭乗者もろとも消滅する爆発音が響いた。
ハワイ諸島にあるある無人島の束専用機密ラボ
「あーあ、せっかくISを使って、世界を吃驚させようとしたのに、あの屑のせいで台無しだよ全くもお。それにしてもあの最後に出てきた生物気になるなあ。解剖したいなあ」
とグルングルンと椅子を回転しながら呟いた。
「まあいいや、次のサプライズだよ!」
と言いながらパソコンのエンターキーをポチと押した。
「姉さん、大丈夫?」
と言いながら、部屋のドアを開けた一つの影が喋った。
「ああー、大丈夫だよ。箒ちゃん」
「そうよかった。私の変わりはまだ居るもの」
と箒が言いながら、パソコン類が占領している束の部屋から見渡せる巨大な水槽に先程の篠ノ之箒そっくりの少女達が大量に水槽の水の中にいた者たちを見た。そして其の傍には、試験管の様な容器が大量に並びその中一つ一つに胎児が沈んでおり、その胎児たちは、ゆっくりと胸の鼓動を響かせていた。
ISが突然目の前で自爆したのを見て、二人は唖然とした。
「何があったの?」
と常磐が困惑したが、目の前の異形の生物を見ながら、
「ありがとう。助かったわ。色々と」
と言った後に目の前の生物を見た。
一方その頃、アメリカ本国の国防省 地下機密情報室
「いったい何があったんだ、なぜあの『UFO-1』が爆発したんだ。くそ、此れであの『T計画』が出来ない。(いや、まあいい、後でその海域を封鎖し海中探索し、残骸を回収すればいい)あの人間擬きが、やったのか?」
とピーター・シルバーマンが叫んだが、隣にいたジャネル・ヴォイトが、
「分かりません。我が軍の軍事用偵察衛星のKH-20がこの海域の衛星写真を送られてきましたが、人間擬きが、乗っている船の近くに未確認生物らしき熱源を確認。これです」
「なんだこれは、まあいい、SWBMを積んだ機は今どこにいる?」
「は、コードネーム『ラグーン1』及び『ラグーン2』はもう現場空域で旋回しながら待機中です」
「わか
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