第16話
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圧縮粒子光線!まさか!」
と呟くと同時に自ら持つ視覚能力を最大感度にしてその光線が放たれたを見ると一隻の大型船が浮上していた。
「あれは、『霧の艦隊』の一隻。間違えない、あの特徴的な幾学画は、『霧の艦隊』しかない」
糸夏は暫く呆然と眺めていたが、ISが両手を掴んでいる中折れ状態の両刃剣を振りかざして『霧の艦隊』の一隻に向かって急降下していった。
「まずい、こうなったら、あの艦を助けよう。でも、今の状況だと、そうだ『あの手』を使おう。プライベート・レギオン達は収納、フィーチャー・レギオン達は、マイクロ波シェル用意!あと、『ハクサン』たち準備しながら『あれ』も準備しといて、お願い!」
と言いながら、一夏は高速飛翔形態のまま急降下していった。
「ウソ、何で効かないのよ!参ったわねえ。こうなったら、出し惜しみ無しよ!全VLS機動、弾種対空掃討レーザーミサイル及び多弾頭ミサイル。掃射、てぇ」
と言いながら、『常磐』から夥しいミサイルがISに向かって斉射された。
軽巡洋艦『常磐』のVLSから放たれた多数の2種類弾頭がISに向かって追尾飛翔した。そして、一部の弾頭から更に多くの小型ミサイル弾頭に分裂し、多方向に包囲を縮めながらISに向かって行った。
「くそ、邪魔をしてくれたな!許さんぞ。絶対に許さんぞ!破壊してやる!これは絶大な力を持っているんだ。あんなちゃちな船なんて破壊してやる」
と激昂しながら箒が真っ直ぐに常磐に向かって急降下していくと多数小型ミサイルが着弾し、さらに箒は怒りに燃えた。
「くそ、ただの船のくせに生意気すぎるぞ!何もせず只やられてしまえ、それ位しか出来ないくせにこの私の自慢の姉が作ってくれた物の錆と成って仕舞え!ガラクタめ」
と口汚く罵った。
小型ミサイル弾幕が全弾着弾した後も勢いを止めずに真っ直ぐ急降下しながら常磐に向かってきたが、第二次対空防衛網である対空掃討レーザーミサイルが待ち構えていた。
それは、弾頭部及び胴体部が別駆動で時計回りと反時計回りにそれぞれ高速回転しながら弾頭部8か所、胴体部24か所から短射程であるが高出力レーザーを高速連射し、文字通りレーザーのゲリラ豪雨を再現出来、しかも今回は手加減無しの為、文字通り豪雨を遥かに超えて、ハリケーン・カトリーナクラスの弾幕を再現した。また後部推進噴射口は逆噴射しながら最大35分以上その場に滞空できる。
「くそ!あの弾幕を通り過ぎたと思ったら、今度は、レーザーの雨か!なめおって」
「ウソでしょ。あの弾幕とレーザーの豪雨を無視しながらまだ来るの!有り得ないでしょ。まあいいわ、ソレなら、取って置きを使ってあげる。全連装高角砲起動!独立機動モード後、敵目標に向けて全力掃射。あとVLS弾頭換装『振動ミサイル』用意。また、自己防衛力場『強制
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