第16話
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一機の航空機にISが突撃しようとした時に、常磐は、
「いけない、あの機がやられる。仕方がない。主砲一番てぇ」
と艦橋の上に立ちながら命令した。
ISと霧の艦隊の一艦である『常磐』が対決しそうな雰囲気であった海域のその上空15,800メートルに滞空していた小型な昆虫と甲殻類の合わせた様な物体が多数とそれとは一回り大きい昆虫と甲殻類の合わせたような物体が一つ空中で止まっていた。
「何か分かったことがある?そう、分かったよ、ありがとう『プライベート・レギオン』。うん何かあったら教えてね」
と一回り大きい昆虫と甲殻類の合わせたような物体が呟く。そう、その物体こそが『織斑一夏』と分子レベルで融合を果たした、深宇宙生物である『レギオン』であった。いや、今は『サマー・マザーレギオン』と言った方が良いかも知れない。
また、その周辺を守る様に同行している物は、レドーム状の突起物が四方向に飛び出ている物を持つ生物は『サマー・マザーレギオン』から放出された『ソルジャー・レギオン』から派生した『プライベート・レギオン』という名であり、その特徴は、強力な電子戦及び各種偵察傍受に特化した特徴であるが、自らを守るための武器は備わっておらず、各種電子戦や妨害電波などによる攻守一体の兵装が最大の武器である。もう一つの方は、『フィーチャー・レギオン』という虎の子であった。その特徴は、長時間行動が出来、機動性、および、旋回性の機能強化に特化したタイプである。『プライベート・レギオン』には備わっていない、強力な自己攻撃兵装も備わっており、短時間で多数の自己射出用突起状の細胞片をさながら誘導ミサイルの如く撃ち出し、更に暫く時間はかかるが、マイクロ波を集束して打ち出す強力なマイクロ波シェル(母体であるマザーレギオンよりは若干威力が弱いが、戦車一両は十分に蒸発し、破壊することが出来る)を打ち出す。
それらの生物達を引き連れながら、空中で止まっており、プライベート・レギオンが今まで捉えた各種偵察傍受を一夏は、プライベート・レギオンを腹部に戻し、それらの情報を確認した後にまた、射出した。その後、ISと呼ばれる新型パワースーツの様な物と米軍が誇る最新鋭無人航空機群及び有人航空機群の集団戦術との戦闘を見て、一夏は、
「どうも、あのISと呼ばれる物は、集団戦法には柔く、多重同時多方向戦法にも柔いな」
という結論を出し、その場から離れようとした時に、そのISが一機の米軍の地上攻撃機に突撃して行った時に
「まずい、あの機の乗員が危ない!助けないと」
と言うのと同時にその場から急降下しようと態勢を立て直そうとした瞬間、一夏の感覚器官が危険信号を鳴らし、その場から生物達を引き連れて緊急回避した。
その瞬間、今まで留まっていた空間を二条の赤い光線が通り過ぎていった。
「超
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