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IS レギオン
第15話
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バートレット、マーカス・フィンレイなどが驚愕した。

 そう、全弾直撃命中したはずのISに殆どダメージが無く、少しだけ煤汚れた感じだけであった。

 国防省の地下機密情報室

 「どうなっている、なぜ、ダメージが無いんだ」
と言いながら、ピーター・シルバーマンが叫んだ。すると、隣でその映像を見ていたギュンダー・ローズマンが声を掛けた。
「すみません。前の映像ありますか?そうあの黄色いサルの小娘の喋った映像は?」
「ええ、ありますが」
とクレア・ベネットが答え、束がISの事についての説明の映像を出し、会議室のスクリーンに投影した。

 「多分これの影響でしょう?」
とギュンダー・ローズマンと言った後に、ピーター・シルバーマンに声を掛けた。
「どうした、何が判ったか!」
「ええ、多分これが正解でしょうこの『絶対防御』とか言うせいでしょう。しかしながらこの世には『絶対防御』という言葉はありません。多分相当数の熱量及び衝撃波等には弱い筈ですよ。多分あの兵器『SWBM(Shock Wave Ballistic Missile)』とか『テルミット・プラス』現在試作中の空間消滅弾頭『フレイヤ』ならあれを破壊できるでしょう。」
「そうか、ソレなら現在ハワイの空軍基地に『SWBM(Shock Wave Ballistic Missile)』が搬入されている。今回の演習の最終項目として、残してある筈だそれを直ちに使用するようにピーター・シルバーマンの名を出して準備ができ次第出撃させろ!その間に空海全軍に全武器無制限使用を許可しろ!」
と言った。その命令は直ちにハワイに送られ、ウィルバー・ガーランドがGOサインを出した時とほぼ同時にマーカス・フィンレイも同じ内容を受け取り「了解」とした後に、全軍を全速航行に移り各艦の火器管制システムに火が入った。

 一方、現場では、無人機による波状攻撃をいち早く開始されたが、相手は、撃たれる恐怖が無い様にまるで暴れ猪武者の様に真っ直ぐに突進し、手に持っている大型の両刃剣の様な物を振りかざして向かって来ているが、アメリカ製の無人機は、事前に回避行動に移り反転攻撃を仕掛けていった。

 「くそ、なぜ避ける武士らしく戦え」
とISを纏っている箒が毒づくが、それは無理な話だと思う。
「畜生、殆ど効いて無いじゃないか、くそ」
と戦闘攻撃隊の総隊長が呟く。そしてふと思いつき、空中管制機のE-19コードネーム『サンタクロースホーム』を呼び出し、
「此方『ムーンエンジェル隊 エンジェル1』済まないが援護を頼む!俺たちがあいつを足止めするから『ネーメズィスチーム(AC-19)』を回してくれ」
「了解。直ちに『ネーメズィスチーム(AC-19)』を送る」
その命令は上空に待機していたAC-19の各機に伝えられ、全
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