悪夢-ナイトメア-part1/狙われた姫
[11/11]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ったが、部屋の中からは返事ひとつなかった。もうお休みになられてしまったのだろうか?そう思っていると…。
ガチャ…コトッ…。
『………』
「!」
何か、音や声が聞こえてきた。アニエスは不審人物に対抗するため、わずかに小さな音でさえも決して聞き逃さないようにしている。今の音…、それに…。
何かまずい予感を確信したアニエスはかかりつけの侍女に申し付け、すぐに部屋を空けるように言うと、直ちにアンリエッタの部屋の扉を開いて内部を確認した。
「しまった…!」
彼女は部屋の中を一通り見まわると、悔しげに顔を歪ませた。
アンリエッタの姿が…影も形もなく消えてしまっていた。バルコニーのガラス扉が開きっぱなしにされていただけであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ