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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
究極の闇
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の子って、AIの可能性はないんですか?」

「・・・どういうことだイ?あの子は、NPCじゃないヨ?」

「昨日のお話をしましょうか」

僕は昨日の話をし始めた。

「僕はあなたを背負って、22層まで行きました。そこであの女の子を保護したんです」

「僕は、何してるの?て聞いたけれど、無言でした。だから、あの子、ユイちゃんを保護したんです」

「そして・・・僕の体力の限界が来ました。そして茂みへと体を預けたんです。」

「そしたら・・・」

僕は言葉を切った。アルゴさんが聞いてくる。

「そしたら?」

「彼女が言ったんです。ユキさん、あなたの心が泣いてる・・・って」

「・・・お前が悲しそうな顔でもしてたんじゃないのカ?」

「僕は・・・あの子を保護した時、あなた以外に名前を言っていないんですよ」

「・・・!!!」

アルゴの顔が驚きに変わった。

「NPCじゃなくても・・・。システム自体に搭載されている、AIだったとしたら?」

「じゃア、なんデ・・・記憶を失うんダ?」

「そうですね・・・」

僕らは、ユイという女の子のことを考え始めた。が、

「ぎゃあああああああああ」

路地裏から悲鳴が聞こえた。先に動いたのはアルゴさんだった。後を追って僕も走る。

路地裏に入った、アルゴさんの声が聞こえる。

「お、オマエハ!!」

大型の短剣(ダガー)を持った男が立っていた。

「よう、鼠」

男は加速して距離を詰め、僕が

「アルゴさん!!」

と叫ぶと、顔を凶悪な笑みに染めてアルゴさんを斬り付けた。

「―――――――――――――――っあぁ」

「アルゴさぁぁぁぁぁぁあああぁん!!」





目の前に転がるアルゴ。守れなかった。

守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった!!

男の声。

「おう、坊主。鼠の知り合いか?じゃあ、オマエも・・・」

「・・・お前が死ね」

「死ね、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!オマエガ!!シネ!!」

「ユキ、ダメよ!!そのまま変身したら」

「あなたは―――――――――――――――」

カナリアの声は届かず、彼は変身する。

「変身・・・」

漆黒がユキの身を包む。全身に金色の神経が伸び、肘・肩・脚が鋭く尖る。

「オ・・・オオオオオオオオオ・・・・・」

聖なる泉枯れ果てしとき

「オオおおおおおおおおおおおおオオッ・・・」

凄まじき戦士雷の如く()

「オオおおオオおおオオおおおっ
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