暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
誰かが覆さない限り、世の中のものは覆らない
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が出来る送り火

きっとナルト世界なら焚いたら帰せそうだ



「なんと・・・戦ってはくれぬのか・・・」



実に残念そうな顔をされる

そんなこと言われてもなぁ・・・



「自分、まだまだ未熟者でして
 問答無用で行かせてもらいます、狐火・大文字!」



とっとと冥府に帰りやがれ!




そう悪態を吐きながら大の字の狐火をぶつける


送り火といえば山の大文字、海の灯篭流しだよな



ほとんど抵抗する事もなく炎に包まれて満足そうに笑っている




「・・・死んでなど・・・いなかったのですね・・・先生・・・」




術が解けた



大蛇丸の支配から抜け出すほどの・・・喜びだったのだろう

其れほどまでに慕う先生だったんだな



周囲を覆う木遁を狐火で燃やす



二代目と再不斬、三代目

大蛇丸と自来也が戦い続けていた




二代目を、どうにかするか




「コン、初代はどうした!?」



「冥土に送り返した
 ・・・コツは理解した、二代目火影も送り返す!」



「はぁ!?なんだそりゃ!?」「そんなことが可能なのか!?」




印を組みつつ隙を伺う

こちらに向かってくる水遁は2人が叩き落としてくれる




「隙がありゃきっといける、多分いける、きっと多分おそらくメイビー!」



多分な!  



「死者の魂がむりやくた縛り付けられて、仮初の肉体に閉じ込められているんだ!
 なら楔をいれて冥府まで道を作ってやればいい!
 嫌々戦わされてる奴だったら、そこから自力で戻ってくれるさ!」



送り火という目に見える事象で、現世から冥府までの道標を作り誘導する

盆行事は木の葉でなくとも五大国は普通にやっている

いくら世代が違っても昔からの慣習なら、何が起こっているか認識できる

送り火を認識すりゃ道が見えてくるはずだ


帰るためだけの道を作った後は、魂を縛り付ける術に楔を打ち込む

初代火影にとっての先生のように、心に響く何かを打ち込めば・・・自力で帰れる


二代目にとっての楔

多分、それは火の意志というものではないだろうか

火影になるものが重要視するほどのもの

楔に成り得るかもしれない



「おいこら二代目ぇ!
 てめーそんな若造にいいように操られて火影として恥ずかしくねーのか!」



吐血する事もかまわず叫ぶ

ぎょっとした顔で再不斬が睨みつけてくる

今まで自来也相手に不老不死の術を狂喜的に語っていた大蛇丸でさえ、何事かとこちらを向いた

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ