マブラヴ
0830話
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本から解決する筈だ」
「……その辺はマクロス世界の技術が役に立つんじゃない? 実際、フロンティア船団でも天然物の食材はかなり高価な商品で、普通はマブラヴ世界で言う合成食を食べる事が多いんだし。……もっとも、味に関しては雲泥の差だけど」
「そうね。私も以前マクロス世界の食事を食べた事があるけど、普通に食べられる味だったわ。少なくてもこの合成食とは比べものにならないわね」
シェリルの言葉に、マリューが溜息を吐きながら頷く。
ああ、なるほど。いつ食べたのかは分からないが、マクロス世界の合成食を食べた事があったからこそ、マヴラヴ世界の合成食にも手を出したのか。
「マクロス世界、か。なるほど。ならいっそ向こうのプラントを改良するというのではなく、L.A.Iからマクロス世界のプラントを輸出するという方法もある……いや、技術的にかけ離れすぎていて、保守点検が不可能か」
最後まで言い切る前に、コーネリアは自分の案の欠点に気が付いたのだろう。小さく首を横に振る。
にしても、こうして見ると完全にマブラヴ世界を助けるという方向で話が進んでいるな。
向こうの世界との渡りを付けた俺が言うのも何だが、向こうの世界から得る事が出来るのはG元素とキブツ用にBETAの死体くらいしかない。
ああ、いっそ難民を引き受けてホワイトスターに住ませてシャドウミラーの国民とする選択肢もある、か? いや、それは色々と危険だろ。最大限に譲歩しても以前考えたようにネギま世界の火星に移住させるといったところだろうな。
「アクセル? 何か思いついたのか?」
「マブラヴ世界は難民で困っているって話だから、ネギま世界の火星に移住させるのも1つの手段かと思ってな。幸い、マクロス世界の技術でテラフォーミングは急速に進んでいるしな」
そんな俺の言葉に、微かに眉を顰めるコーネリア。
「なるほど。それも選択肢の1つとしてはあるか。移住先というだけならミュートスもあるだろうが、さすがに地球圏から遠く離れた場所となると不安も大きいだろうし」
「けど、マブラヴ世界の人は普通の人なんでしょ? 修羅とかなら戦闘民族だけあって身体も頑丈だし、ギアス世界から向こうに渡ったのは少人数だから特に問題は無いけど、普通の人達だと……」
マリューが言葉を濁す。
確かにそっちの問題もあるか。幾らマクロス世界のテラフォーミング技術を得たからといっても、今日テラフォーミングして明日すぐにでも住めるって訳じゃないしな。
それに、やっぱり自分の世界に対して愛着はあるだろう。
ただまぁ、少数の人数なら火星なりミュートスなりに移住させてもいいかもな。
BETAから逃げ出したいって人もいるだろうし。
「ま、向こうの世界とどう関わるかというのは、オーストラリアの首相と会談し
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