賭け
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理由の根っこが自分だと分かり、ラースはグラトニーへ対して強い罪悪感がわいた。
犬に憑依せずフラフラしなければ、こんな事にはなっていなかったのだから。
『デ、一つとか言ってタガもう一つあんノカ?』
「ある。それは―――」
先程までと変わって真剣な表情を形作り、サーストが重苦しい口調で口にした言葉に……
『そいツハ……そいつは知ってルゼ……』
「予想、想像、思考済み……考えてはいたが本当にそうなら話は早い。来たるべき時がきたら、強力してくれないか?」
『それは出来ない相談ダナ』
「何故だ?」
『そいつハヨ……俺が力を求めた理由そのモノ、俺が倒すと定めた奴なんダヨ……!!』
ラースはその名前を表すかのような、強い憤怒を湛えて答えた。
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