二十四章 幕間劇
妾人数確認者の結菜と双葉
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は護法五神だけどな。俺を助けるより姉を助けた方がいいんじゃねえのと思ってしまうほどだ。夕霧はまだとか言ってたが、愛妾というランクからの下はない。それ以下は部下だとしか思ってもいない。
「結菜が呼んでるから、そろそろ行くわ」
「兄様、お引き留めしてすみませんでした」
「夕霧ちゃんの説得は任せといてね!」
「違うでやがりますよ!薫に妾の心得を教えるのが先でやがります!」
「大丈夫だよ。どっちもまとめてやればいいんだから」
「それいい!」
「だからー!」
あはは、まあガンバと言っといてから結菜のとこに戻って行く。そしたらいつもの事だし、船や神界に行っているとなかなか話が出来ない時がよくある事を知っている結菜だからなのだろうな。そう思って歩き出すが、結菜の部屋からは逆方向だった気がする。気のせいか?そう考えたら、向こうから歩いてくる二人組を発見した。
「おや、一真様」
「やあ。葵」
「このような所で何を?」
「結菜に呼ばれてな」
「相変わらず『何か言ったか女狐?』い、いいえ。何でもありません」
御盛んだと言うつもりだったが、俺の声で遮らせたら慌てた様子で何でもないと言いふらす。まあ俺はコイツの事をあまり好きではないし、大評定では俺の嫁の前で俺を殺す発言で殺されかけたからな。まあ桃香達もこいつだけは別に消滅しても構わないと全員一致しているから、あとは俺の判断で連れて行くか消滅させるかになった。
「葵たちの戦準備はどうなんだ?ま、犠牲は最小でというのは覚えているから安心しろ」
「悠季の采配で既に済ませてありますが、その約束を覚えて頂き安心しました。あとは久遠姉様のご指示があれば、いつでも出立できます。それと悠季に関しての物言いはお許し下さい」
「そうか・・・・。俺の嫁達が力になってくれるから、こちらに期待されてもいいが三河勢の士気にも関わる。それくらいなら出来るだろうし、悠季に関しては今後の課題でまだ検討中だ。許すか許さないかはこちらで決めさせてもらう」
「はい。鬼を倒し、天下に太平をもたらすためであれば、犬馬の労を惜しむ事はありません。ですが、次の戦でこの世界は消滅すると聞いていますが、私達の兵達も消滅してしまうのでしょうか?」
「それについても検討中だが、最善を尽くすので、考える時間をくれ」
そう言った後に、兵達の心配をされたがそこまで考えているとはさすが徳川の狸となる者の器だな。そしたら最善であれば何でも構いませんと言った後に立ち去ったけど、双葉には恐がらせてしまったのかな?。
「悪い悪い、怖がらせてしまったかな?」
「いえ・・・・・あのお二人は、松平のお二人ですよね?」
「ええ。久遠の妹分で、松平衆の棟梁」
「そうですか
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