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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章 幕間劇
妾人数確認者の結菜と双葉
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ら船の行き来や神界から地上の行き来などでお忙しいとお聞きになられます」

「まあな、地上では大した仕事はしてないが今後の事を思い船やら神界やらの仕事をしている。地上だと次の戦についてだが、船だと鍛錬や模擬戦に娯楽もたくさんある。神界では最近は会議でいっぱいだ。今では奏と優斗と深雪と共に神界での会議に出席をな」

それは表での話となり、裏では神界と冥界を異空間にしまってから月中基地本部内に創られた空間で住むという計画とエーリカの悪しき魂の浄化をどうやるかなども挙がっている。一度やった方法では二度と出来ないからな。別の方法で現実ではエーリカの動きを止めてから、空間切断で精神世界へと入り悪しき塊となった鎖を排除するかは神界と冥界の神々の協力が必要不可欠。

「旦那様はとても大きな荷物を背負っています。私や久遠様と一緒であったとしてもです」

「確かにとても大きな荷物を背負っている、この日の本から鬼を追っ払う事もそうだけど、何よりもどうやって戦を起こすかにもよる。そして犠牲は最小という課題が大きくあるが、皆の命も預けているようなもんだな」

「私も、背負えていますか?お姉様や、久遠様。そして奏様ほどではなくても・・・・私も、旦那様の背負っていらっしゃるもの・・・・少しでも『大丈夫だ』あ・・・・」

「俺には無くても双葉にはある魅力で背負う大きさを小さくしてくれる。それだけでも結構なもんだと俺は思っている」

小さな頭を撫でる手には、温かい感じのを纏いながらだったがすぐには離れてしまう。俺が手を離したのではなく、双葉が手の動きに合せてその身をゆったりと倒してきたからだ。

「・・・・・・・はい」

俺の胸元にそっと身を寄せた双葉の頭を、そっと撫でる。すると双葉は嬉しそうになっただろうか、細い体をよじらせてくれて来るが誰か来たな。

「一真。ちょっといい?」

「・・・・・あ」

「おう、結菜。入ってもいいぞ」

「・・・・と、ごめんなさい。お邪魔だったわね、双葉様」

「・・・・いえ。大丈夫です、結菜さん」

俺としては別に構わないのに結菜の前でイチャイチャするのが恥ずかしかったのか、身体をそっと離してから双葉は少し乱れた着物を整え始める。

「で、俺に何の用だ?」

「ちょっと用事があってね。双葉様と、私の部屋に来て欲しいんだけど・・・・いい?」

「双葉は?『もちろんご一緒します』そういう事だから行こうか」

部屋から立ち上がった後に、俺は結菜の後を追うように付いて行く。結菜に用事は何?と聞くが来れば分かるとの事だった。ならいいやと言ったら双葉はそれでいいの?的な事を言ってきたから俺はいいのいいのと言うようにした。聞いて教えるなら最初から教えてくれるだろうし、信じ合っていると言われたからこ
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