二十四章 幕間劇
妾人数確認者の結菜と双葉
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現在妾が何人いるか確認するためだろう?だから俺に用事があると言って連れ回したんだろ」
「正解よ、さすが本妻を持っている一真だわ。本来なら奥の順列の確認や一真の回りがどうなっているかを聞きたかったけど、その様子じゃ推測をしてたのね?」
「当たり前、現在妾が何人いるかだ何て事はこちらでも確認していているし把握している。全てを把握している神の頂点なのだから」
そう言うと双葉は今現在俺に好かれている人数がいたから嬉しいと言ってくれている。ま、俺には本妻の奏を大切にしないといけないという使命感があるというのを感じた結菜だった。で、あとの二人はここにいるので二人を抱き寄せてからそれぞれにキスをしたし、行為もした。なぜか布団が敷いてあったので、結菜はこういう展開になると思って準備していたのか。
「ほう・・・・もうこんな時間になるとはな」
結菜の用意してくれた布団の中にいるが、目を開けると辺りは既に日が落ちていた。そんな中でも胸元には二人の重さを感じているけど、心配されたご褒美として三人でプレイをするとは思わなかったが、こういうのは紫苑・桔梗・祭の時みたいな感じではあった。
「あら、起こしちゃった・・・・?」
「いんや、全然」
障子から差し込む穏やかな月明かりを浴びながらだったけど、こちらを見上げる結菜は疲れ気味な様子ではあったけどそれを忘れさせるかのように柔らかい微笑を見せる。
「んぅ・・・・・」
「ふふっ。よく寝てるわね、双葉様」
もう一人の女の子は、俺の胸に身を寄せて、小さく身をよじらせるだけ。
「こんな安心した寝顔、初めて見たかも」
まあ今までずっと俺や一葉と離れ離れだったんだから、家族や友達・・・・近しい人などなど、全てから引き離された双葉の寂しさを辛苦にも感じてはいた。その寂しさを癒すように寝ている間は、安心して寝れるようにしたんだけど。どうやら今の顔が一番安心している顔らしい。
「次の戦が終われば、この世界とはさよならかもしれんが俺が元々いたところで一緒に暮らせばもっとこうしていられる」
全ての戦いは終幕したわけではない、だがその分は大事にはするさ。そう思いながら結菜とキスをしてから、まだ足りないの?とか言われて互いの唇が重なり合う。そんでいつの間にか起きた双葉にももっといやらしくなってもいいと言いながらだったが、少し乱れ髪である黒髪にそっと寄せれば桜色に染めた双葉の姿がいた。後日、紫苑・桔梗・祭の三人で夜這いをしに来てやってきてからホントの本当に搾り取られたのだった。
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