二十四章 幕間劇
妾人数確認者の結菜と双葉
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子に変わりはないが、桐琴には手を出したが白百合には出してないぞ?まあ白百合相手でも俺相手は底なし沼だと言われるほどだ」
「骨の髄まで搾り尽くされているのは誰かがもう分かるくらいだわ、それに一真はどこまで理解しているかもう分からないわ」
「俺を知り尽くした頃にはそうなっているかもな、それに麦穂と秋子が一途なとこについてはとっくに気付いているから心配すんな」
で、その先を左に曲がると・・・・。やはりおかしい、俺は結菜におかしいのではと言おうとしたら小夜叉の声が聞こえたのであった。
「おう、一真か」
「小夜叉、精が出るな。桐琴は壬月たちと酒飲んでいたぞ」
「当たり前だろ!いよいよって時なんだ。これで気合が入らねえなんざ、おかしいだろ。それとその事は知っているぜ?オレと母は気合を入れるとこが違うだけさ、今は酒を飲んでいるけどンな事はオレには関係ねーんだ!まだ一真にも勝ったことないんだからな!」
「俺に勝てるまで待つつもりだが、戦は待ってはくれねえよ。桐琴と勝負したらどうだー?次の戦で鬼を何匹殺せるかどうかの対決でもしてみろよ」
「まあそりゃそうか、ま、弁慶だって義経の最期まで一緒にいたくらいだ。一人で勝手に死ぬオレでもねえし母でもねえ、一真とも勝負はまだ諦めてねえからな!」
弁慶は小夜叉で桐琴が義経なのか、その逆なのかは知らんがその名をつけたのは桐琴だ。そう言った後に廊下に戻ってきたら、双葉から質問が来た。
「・・・・旦那様、壬月様のところにいましたあの方と先程の方は?」
「桐琴と小夜叉の事か?そういえば森一家とは面識がないんだったか」
白百合と面識ないが話相手にはなるけど、京から近江まで一緒だっただけだし。双葉はその時は後方にいたからな、森一家は最前線にいたから顔合わせの時に桐琴がいたはずだけど小夜叉については面識は薄いはずだな。
「以前、ご挨拶はさせて頂いたのですが」
「どうかしたか?」
「いえ・・・・何だかとても鋭い刃だと聞かされていたのですから。結菜さんから聞いていた話とは随分違うな・・・・と」
「鋭い刃、ねえ」
ホントにしっかりと人を見ているな、双葉は。
「桐琴さんと小夜叉が生きているのは、一真のお陰だと聞いているから。真相はどうなの?」
「俺が一人で殿して、桐琴と小夜叉達森一家を生き長らえさせたのは神の姿となった俺のお陰となっている。その事触れると、森一家は更に鋭くなる」
真実を話した俺は一人で殿をしたと聞いて驚いていたが、そん時は神々の力を貸していたからと言って落ち着かせた。で、そんな感じで延々躑躅ヶ崎館を連れ回されてからやっと辿り着いた結菜の部屋。ま、恐らく今の所愛妾が何人いるのか確認したかったのではと推測をした。
「結菜、今
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