二十四章 幕間劇
妾人数確認者の結菜と双葉
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「まあそうですけど・・・・」
「一真隊は特殊技能集団って言うのは知ってたけど、鉄砲だけじゃなかったのね」
「黒鮫隊何か見本にはならないからな、こういうのは本職の方を頼るのが一番さ」
一部隊単位の物資輸送ならひよの方が細かい気配りが出来るが、これだけの規模に兵站となると基準というノウハウが変わってくる。俺達のやり方だと小型船で一気に運ぶのが俺達流だが、まだここはこの外史での物資輸送の方が有効だからだ。木曽川の水運を司ってきた、ころの知識と経験を活かすのはここで使う時だと思う。
「やはり一真を検討に加えて正解だったな」
「俺はただころを連れてきただけで、凄いのはころだ」
「そ、そんな事ないですよ・・・・」
「川並衆の手際、期待する」
「うぅぅ・・・・責任重大だなぁ・・・・」
「では、ひとまず今日の話し合いはここまでという事で」
「そうじゃな」
そんで詩乃はもう少し話を詰めていく模様だけど、俺達の計画は着々と準備している。全兵達を夜叉化にする事は、一日じゃ無理だから三日間に分けて行う予定となっているがここにいる久遠・一葉・美空・光璃に知らされないようにするためには、怪しまれずに決行日までは人間のままで準備しているが組頭に侍大将と言った者達に足軽達の目録を作れと命じてある。夜叉になっても、俺の指示が飛ぶまでは人間のまま仕事をしなければならないので足軽は足軽でどこを担当で武器は刀か槍なのか鉄砲なのか。それとも本陣に詰めているのかなどを記載してから、一人一人の血でそれを書いている。血=遺伝子情報でもあるからか、それで個人を見分ける事ができる。そんで俺は部屋に戻って来た。
「ただいま」
「お帰りなさいませ、旦那様」
細かい実際の詰めを詩乃やころに任せて、部屋に戻ってきた俺を迎えたのは双葉だった。まあ最終決戦を行う前に非戦闘員は先に船に乗ってもらう事にしてある。そうじゃないと後で保護すると面倒だからである。
「皆は?」
「皆さん、次の遠征の支度におでかけですよ」
「そうか・・・・皆も頑張っている様子だな」
「次の戦は、今まで以上に大切になりますから」
「確かにそうだな(最終だけどな)」
そう言うとお茶をもらった俺である、お茶が出てくるの早いと思ったがここには電気ポットなどないから俺が来る前に入れたのかなと推測した。そしたら見事に推測は当たったので、淹れたてのようだ。礼を言った後は静かに返事をする双葉であった。
「ふう・・・・お茶もが美味い」
ちょうど良い感じに淹れられたお茶だったのか、さっきまで考えていたもんが無くなるかのように疲労も回復するようだ。
「たまにはこうやってゆっくりするのもいい・・・・」
「旦那様は毎日のように、地上か
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