第10話:ドローン軍団の攻撃
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フィルは恐れた。
ゴジラが蘇ったということは、世界が滅ぶことになる。
実際にゴジラの戦闘力は比類なきものであった。
下手をすれば世界を滅ぼす事はいくらでも可能であった。
フィルは友人であり、部下でもあるサムにゴジラ討伐のために仕事をしてもらった。
そして、ゴジラは消えた。
やがて、人類の敵はゴジラからテロリストになった。
ゴジラの騒動で傷つき疲弊した人類たちは、心の闇と狂気を武器に新しい怪獣となった。
フィルはとある情報筋から聞いていた。
シンクレアはついに決断をした。
彼は善意によって、人類を支配しようとしていると。
TVをみて、彼はそれが真実とわかった。
と同時に、事態はより悪い方向にガイガンが自我を持ち人類を滅ぼそうとしているとわかった。
フィルは恐怖に震えた。
怯えて涙が出そうだった。
ジリリリリリリィ!!!!!!
「なんだよ!!」
フィルは悲鳴をあげた。
ケータイ電話のアラームだった。
こんな時にだれだ。
フィルは着信先をみた。
サムだった。
「なんだ、サム!」
「ガイガンを倒すための力がほしい、ハッカーとしてのお前を。」
ガイガンを倒す。
フィルにはできるかどうかわからなかった。
だが、サムが自分に頼み事なんてめったになかった。
フィルはすぐに返事を返した。
「いいだろう、だが俺はアメリカに行けない。」
「わかってるさ、だからこっちから迎えを出す。振り返ってくれ、フィル。」
「何が言いたいんだ?」
フィルは思わずサムのいう事に従って振り向いた。
その振り向いた先には台所とその上には飲みかけていたジュースだけしかなかった。
はずだった。
「フィルさん、こんにちは!」
フィルは目を疑った。
身長10p程度の、人形サイズの、ミニマムな人間がそこにいた。
ハワイアンのごとき民族衣装を身にまとっていた。
フィルは腰をぬかし、悲鳴をあげる前にその場に気を失い倒れた。
「サム、彼倒れましたよ・・・。」
マナは冷静にそう言った。
電話上でそのことを知ったサムは頭を抱えると地面に倒れそうになった。
これからもっと気を失いそうなことになるというのにと。
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