第10話:ドローン軍団の攻撃
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たちにもその振動は伝わった。
崩れたビルの一部は地面に落ちると、さきほどのパトカーがその瓦礫の犠牲になった。
人々はその光景に呆然とすると、われ先に逃げて行った。
その中をフォードたちの乗った車のみがただひとつ止まっていた。
「まずいわ。」
「こりゃやばい、逃げないといけねえ。」
フォードは疑った。
確かガイガンは48時間後といっていた。
なぜ、攻撃をしたのか。
フォードはもう一度ドローンをみた。
ドローンの姿は鏡のように周囲の光景をうつすだけだった。
その鏡のようなボディにフォードの顔がうつったようにみえた。
「俺たちにみせつけてるんだ、お前らもこうなるぞって。」
見せしめだ。
フォードはそう確信した。
すると、ドローンはフォードの顔をうつすと、赤く光る掌を向けてきた。
「逃げろ!」
フォードは本能的にそういった。
サムはゴードンを背負い、ユリは銃を構え、コスモス姉妹は急いでフォードの胸ポケットに移動した。
そして、全員は車からでてきた。
だが、逃げる場所などなかった。
気がつけば、ほかにもドローンがいたのだ。
北部、南部、西部、東部、そして上に言えドローン。
あらゆる場所に、フォードたちの周囲を囲むように大きさ100mあるドローン兵士たちは赤い掌を向けていた。
「囲まれてる。」
フォードは愕然とした。
相手が強大すぎる。
そして、素早い。
あっさりと背後をとってくる。
「畜生、標的は俺たちだ!」
サムは悲鳴をあげた。
確かにそうだ、とフォードは思った。
明確に自分たちを狙っている。
勝てない。
そう思った矢先だった。
銀色の姿をした、大きな物体が空からふってきた。
その形は恐竜にも似ていた。
その姿は見慣れていた。
あのメカゴジラだった!
「メカゴジラよ、ダニエルが来てくれたんだわ!」
銀色のメカゴジラは上空で彼らを狙っていたドローンの1体をより、高い上空から両足で踏みつぶした。
衝撃と振動でフォードたちの乗っていた車がビルに吹き飛んでいった。
するとサムに背負われていたゴードンが茫然と言った。
「いい車だったのに。」
メカゴジラの存在に気づいたドローンたちはフォードたちから標的をメカゴジラに変えたのか、メカゴジラの周囲を囲んでいった。
すると、掌から赤いレーザー光線をメカゴジラに四方からぶつけた。
だが、メカゴジラはそれをさらりとよけるとドローンたちは同士討ちを行ってしまい爆破四散した。
「やった!」
サムは思わずそういった。
すると、サムの声に気づいたかのようにメカゴジラが振り向くと土下座するように両
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